米国のつまようじブリッジ(3)
アトランタで開かれたつまようじブリッジイベントについてです。
自由に形を作って強さを競う、といっても競技のルールや載荷方法によって「つよいかたち」は違ったものになります。
ここでは空圧のシリンダを使って上から荷重をかけるようになっています。ブリッジに接する部分は8×8インチ(8インチはおよそ200mm)のプレートになっています。
スパンは422mmですから、おおよそ半分近くが等分布荷重になります。
日本航空専門学校では、幅50mmの板を使っています。日本航空専門学校の載荷装置。
ブリッジの形だけでなく、載荷方法が違えば、当然壊れ方も違ってくるわけです。私は、アトランタのように載荷の板が広いのは、「トラスの壊れ方を見る」という観点からは好ましくないのでは、と思います。見解が分かれるところでしょうが・・・。
このイベントに注文をつけるとしたら、「壊れ方」が作った人にわかるようになっていなさそうだということです。
ブリッジコンテストでは、「二度作る」がひとつのポイントになります。壊れ方は構造物への力の作用を分かりやすく示してくれます。何キロの荷重に耐えたか、ということも大事ですが、「どこからどのように壊れたか」からダイナミックに楽しくかつ深く学ぶことも多いと思います。
ビデオを記録用に撮影すればよいのです。家庭用のビデオカメラでも1/30秒の分解画像が撮影できます。荷重が大きくなればなるほど破壊のスピードが増して、目視では確認できないことが多いのです。コマ送りで見るととき、壊れた瞬間の作者の顔が映っていると大変盛り上がりますし、作者も含めて「ああ、あそこから壊れ始めたのだ」納得がいきます。
アトランタのつまようじブリッジの作品を見ていると、あまり進歩がないようにみえます。進歩につながるものがイべントからあまり得られていないように思えます。思いつくまま自由に作っているともいえて、それはそれで楽しいのでしょうが・・・。
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