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金属疲労

 昨年11月7日に起きた山手線の事故の件で、2つの寄稿文について先に書きましたが、その件で、電話やメールでいくつか議論をしています。その中で、改めて勉強をしています。

Nisijima木村勝美氏からは、「金属疲労とは何か」というタイトルの解説を送っていただきました。東京理科大学の西島敏氏が書いたものです。これがとても面白い。これまで金属疲労について勉強してきたことが、一気につながって知識の輪となって頭の中が整理されていくようです。実に快感。

例えば、疲労亀裂の初期にある「突き出しと入り込み」、そういうことがあるのは知っていたけれど、どのくらいのオーダーなのかは知りませんでした。10nmのオーダーであることが示され、そのことが「突き出しと入り込み」のメカニズムと関係していること、疲労強度を上げる手段の有効性を説明できること、などが簡潔に整然と書かれています。私にとっては、目からうろこでした。

「工学ではOrder Estimateが大切なのだよ。」と別の件である方から最近言われました。まさに、このことですね。

どこそかの教授が疲労割れのサイズを1桁間違うなんてのは、単なるうっかりではないのですよ。

西島先生の解説文では、破壊力学の観点から疲労破壊を評価していく方法についても、分かりやすく記述されています。

この方、もう少し具体的なケーススタデイなどを入れてまとまった本にしていただけないかな。

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