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パルテノン神殿 柱の継ぎ方

昨日チタン棒の使い方について、想像画を描いて、本当はどうなのか教えてくださいと呼びかけましたら271828さんから、コメントをいただきました。イリノイ大学のこのページを紹介していただきました。柱を構成する短い円柱の部品をDrumというようです。drumの真ん中に四角い穴が開いているのが分かります。ここに角柱の棒を刺したのだろうということは分かります。この穴深さはどのくらいなのだろう。貫通穴ということはないだろう・・・などと考えていました。

先ほど、Kさんからメールをいただきました。やはりイリノイ大学の別のページを紹介していただきました。drumの真ん中の穴が写った写真があります。私の想像図よりは、浅いようです。こちらのページも紹介していただきました。

ありがとうございました。想像図は大きくは違わないようです。私は、このページの写真を見て想像図を作りました。その後こんなページを見つけました。

Kさんによると、

「木のだぼを使いました。表面に砂を撒くとあります(安全対策)。ロープでつった上の段をゆっくりと降ろしてだぼに上の輪切り円柱を合わせる。砂をどけていく。ぴったり収まる。これの繰り返しです。円柱の溝は後で彫ります。」

とのことです。なるほど、円柱の溝を彫ってから組み立てると思っていましたから、溝のラインを合わせるためには、角柱を刺す穴の精度を相当高くなければならない、どういうやり方をしたのだろう、と思っていました。

ここでまた疑問が出てきました。参考写真を見ると、角柱を入れるダボ穴の周りに円状の表面をあえて粗くしたエリアがあります。これは何のためなのでしょう。Kさんが紹介してくれたページには、チタン棒を入れた後ソフトセメントを入れる、といった記述もあります。摩擦を大きくしてねじれに対する抵抗を大きくした?それとも、drum間にわずかなクリアランスを設けておいて振動を吸収した?

いやいや、ブログで勝手なことを書いていますが、面白い広がりです。

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科学技術」カテゴリの記事

コメント

SUBALさん、こんにちは。
今日は休日ですが、納品から帰ったらパルテノンでこの盛り上がり、びっくりです。

Kさんから紹介されたページのリンクが切れているのですが、これでしょうね。
http://www.theplaka.com/athens/acrop/parthenon.htm

さてパルテノンのコラムの組立ですが、私の手許にある『古代のエンジニアリング』(J.G.ランデス著、地人書館)によれば、クレーンによって施工されたと書いてあります。高さは約10m。
「円柱は11個のドラム(短円柱)からなり、おのおのの重量は約8トンである。」

投稿: 271828 | 2006年9月 9日 (土) 20時42分

271828さん
リンク切れは修正しておきました。

エーっ、本当ですか。どのようなクレーンなのでしょうか。絵があれば見てみたい。
現代でも、8トンものものを吊る(移動式)クレーンですと、1日の使用料だけで数十万円でしょう。

紀元前の建築技術、すごいものですね。

パルテノン神殿の話題、まだまだ続きそうな気配です。

投稿: SUBAL | 2006年9月10日 (日) 01時54分

SUBALさん、こんにちは。
最も重い石材は普通アーキトレーブ(古典建築の長押の最低部、パルテノンのは9トン)だそうです。
googleで「Vitruvius crane」をイメージ検索すると3件ヒットします。ここ
http://www.jesusneverexisted.com/lost-world1.html
にお目当ての画像がありますが、なんとも過激なドメイン名ですね。三つ目のやつは模型の写真。爪楊枝では作れませんか?

Vitruviusの『建築書』は有名ですが、やっぱり金沢工業大学にレアな写本がありました。
http://www.kanazawa-it.ac.jp/dawn/152101.html
そしてレオナルド・ダ・ヴィンチに繋がります!

私の疑問;どんなロープを使ったのだろう。

投稿: 271828 | 2006年9月10日 (日) 09時56分

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