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フェールセーフ設計の落とし穴 ジェットエンジンの脱落

昨日紹介した「破壊事故-失敗知識の活用」の内容からです。

1992年イスラエル国営航空のボーイング747型機(通称ジャンボ)が、アムステルダムのスキポール空港を飛び立って、右翼のエンジン2基が脱落して、空港付近の高層団地に墜落激突する事故がありました。

この事故についてはぼんやり記憶がありましたが、その意味は知りませんでした。「破壊事故-失敗知識の活用」をよむと、なるほど、フェールセーフ設計の限界を象徴する事故であったことがわかりました。

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フェールセーフ設計は、故障や不具合(フェール)があったとしても、他の装置や仕掛けで致命的な破壊を避けて全体の安全を保つ設計手法です。1950年代のコメット機の事故以来航空機の設計に取り入れられ、航空機就航数の急増にもかかわらずの事故を大幅に減少させてきました。

ジャンボ機では4本のヒューズピンによってパイロンにエンジンを吊っています。これは、典型的なわかりやすいフェールセーフ構造です。

これが有効ではなかった。なぜか・・・。これについては、「破壊事故-失敗知識の活用」を読んでみてください。私はなるほどと思いました。

航空機の設計思想は、フェールセーフ設計から損傷許容設計が採用されてきています。この事故もひとつの時代を象徴する事故であったことを今回学びました。

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コメント

えー、この本が入ってきました。では仕事を済ませてから・・・

投稿: デハボ1000 | 2007年8月24日 (金) 19時05分

そりゃあまたずいぶん速いですね。

投稿: SUBAL | 2007年8月25日 (土) 00時14分

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