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ボルトが燃料タンクを突き破る

那覇空港での中華航空機炎上の原因が特定されたようです。

スラットのトラックにつけられていたボルトが外れていて、これが燃料タンクを破ったとのことです。

これですと、着陸してからスラットを格納するときに燃料タンクを突き破ったと考えれれて、誘導路を走っている間にももれていたでしょうけれど、駐機場で火災になったという流れは、説明が付くでしょう。

それにしても、またボルトです。ボルトにはナットが付いていた、とのことです。

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今後は、なぜボルトが外れていたのかということですね。今回は、あまり複雑な話ではなさそうです。整備の問題でしょう。

NHKのニュースでは、ワッシャーが付いていなくて、ナットの径がボルトホールの径より小さいので抜けた、とアニメーションつきで説明していました。

おいおい、ほんとかよ。ほんとにそんな構造になっているの。常識的にはありえないと思うけれどね。

追伸(8/25朝)

Chinanhk 今朝のNHK週間ニュースでの映像です。「ワッシャーが付いていなかったから抜けたと」といっていました。

この映像を見る限り、何と何を接合するボルトであったのかの確認をしているとは思えませんね。これではボルトで止める意味はまったくありません。飾りじゃぁありませんからね。

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コメント

SUBALさん おはよう

私もNHKのアニメーションを見ましたが、ワッシャーが無いとボルトが脱落するような設計はありえないですね。
いくら「バカ穴」でも限度があります。

投稿: 271828 | 2007年8月25日 (土) 05時50分

そのコメントを出したのは、事故調査委員会?それとも評論家さん?
ひどい説明だなあ。
もし飛行機がそんな作りだったら、空を飛べないだろうなぁ。

投稿: 平田敦 | 2007年8月25日 (土) 08時53分

271828 さん 平田敦さん おはようございます。

事故調査委員会がそんなこというわけないと思います。多分ワッシャーが付いていなかったということは情報として出たのかもしれません。私の知る限りそんなこと言っているのはNHKだけです。

ON AIRになるまでにはいくつかのチェックが入っているのでしょうが、これが現在のNHK科学部の知識レベルであるということでしょうか。

投稿: SUBAL | 2007年8月25日 (土) 09時01分

こんにちは。今回は写真やモノが出ていますので、事故隠しというようなことにはならないとは思いますが、この説明はまた別次元の問題ですね。こんな風にアニメで説明されて納得してしまう普通の方々にボルトの大切さが伝わるでしょうか。

投稿: KADOTA | 2007年8月25日 (土) 09時12分

今回の事故は整備ミスというところに落ち着くと思いますが、なぜ放置されたか、外れたとして燃料漏れに至らない構造は考えられなかったのか、掘り出される知識はあると思うのです。

NHKの報道は、この程度の確認もできない人たちに「整備ミス」を語ってほしくない、というのが本音です。
「ねじ 基礎のきそ」を読んで勉強してもらう必要がありそうです。それ以前かな?
それにしても、されど「ねじ」という感じですね。

投稿: SUBAL | 2007年8月25日 (土) 09時22分

こちらに少し詳しい記事が掲載されていました。

http://www.asahi.com/national/update/0824/TKY200708240383.html

ダウンストップ(スラットが翼から抜け落ちることを防ぐストッパー)という金具を取り付けるためのボルトということです。このダウンストップが取り付けられていなかったということですね。外れたこととワッシャーは関係ありません。

それでも、フェイルセーフという観点で考えると、ナット径を小さくした設計上の問題もありそうです。

投稿: SUBAL | 2007年8月25日 (土) 09時45分

今回脱落したボルトは、部材をナットの締め付け力で固定するためのものではなく、スライドリンクのピンとして用いられているものですね。単なる締結部品ではなく、よりいっそう重要な可動部品です。
タンクに穴をあける事故のほかに、揚力の調整が不全に陥るという事故も考えられるわけで、整備不良の度合いにぞっとします。
今後も状況解明に注目して行きたいと思います。

投稿: 平田敦 | 2007年8月25日 (土) 13時22分

フラップのリンク機構は、現代のからくり人形かと思うぐらい複雑奇怪ですが、このスラットは比較的単純な動きのように見えます。アーム形状に従ってスライドさせるだけです。
脱落防止のストッパーのようです。逆にこのボルトをはずすと、スラットを取り外すことができるようになっている。
引っかかってスラットが出なくなる、あるいは引っ込まなくなるといった不具合もありえたわけです。高揚力装置ですから、これが機能しないと、着陸時にスピードを落とせなくなります。最悪の場合、空港滑走路内では止まれなくなる可能性があるのです。激突転倒炎上という場面が想定されます。
通常、ボルトを締め付けたときのねじ山の出方は決まっていて、締まるところまで締めるとはならないのです。整備士はその辺叩き込まれているはずです。だからわかるはずなのですがね。
報道では、各社「脱落防止用ワッシャーが付いていない」と報じています。ワッシャーが入っていれば脱落しなかったとは言えるかもしれませんが、ワッシャーは脱落防止のためについているのではありません。なんか変。

投稿: SUBAL | 2007年8月25日 (土) 15時15分

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