ガリレオの比重計 (3DCG)
ガリレオは、最初の論文「LA BILANCETTA」(THE LITTLE BALANCE)で、巷間言われているアルキメデスが混ぜ物をした王冠を見破った方法への疑問から、アルキメデスならこう考えたに違いないとして、はかりを使って比重を計る方法を論じています。
そのはかりがどのようなものであったのか、オリジナルの図を探しましたが、わかりませんでした。そこで、板倉聖宣著「ぼくらはガリレオ」の中にあるイラストを頼りに、ShadeでCGを作ってみました。このCGを作るときにこだわったのは、寸法です。
板倉さんの本の中にあるイラストのオリジナルは、
Galileo and the Scientific Revolutionの中にあるイラストのようです。
こちらのホームページに掲載されているガリレオの論文の英訳にはこうあります。
To construct this balance, take a [wooden] bar at least two braccia long―the longer the bar, the more accurate the instrument [2 braccia ≅ 117 centimeters].
ガリレオが実験した両てんびんの長さは少なくとも117cm以上あったと考えられます。そこで117cmで、最初に金と錘を架ける位置が支点から50cmの位置であったと想定して、CGを作ってみました。
ガリレオは、空中で金とつりあった錘の位置(a)から、次に金を水につけた時に錘をずらしてつりあった位置(e)、同様にして銀を水につけたときにつりあう位置(f)に鋼の針金を巻き、その間を細い真鍮の針金を密に巻きつける、としています。
その位置がどのくらいになるのか、3DCGで確認したかったのです。。
そうすると、WEB上で探したどの絵よりも板倉さんの本のイラストが、本当に近いことがわかります。
それなのに板倉さんもガリレオも、eg:gfの長さの比が金と銀との重量比にとしています。どうしてここで間違えるのでしょう。ガリレオと板倉さんの記述が間違いである、という見解は、探した限り見つかりませんでした。
えっ!?もしかして私が間違っている???
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