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出会いと別れ

人の世の常とはいえ、出会いがあればそれとちょうど同じ数だけ別れなければなりません。

北海道の非破壊検査技術をリードしてきた矢崎憲治さんが亡くなられて、昨日お通夜に留萌まで行って来ました。雪が降り明かりの消えた留萌の街に降り立ったときは、物悲しい風景だなと思いました。でも、こじんまりとした葬儀でしたが、とても心にしみる会でした。

矢崎さんは、室蘭工業大学を卒業後溶接棒などの溶材を製造販売する会社に入られて、そこに検査部門を立ち上げ、会社での業務以外にも全構連の超音波部門の指導者として全国レベルで活躍された方です。

北海道機械工業会では、検査技術研究会を立ち上げてその裏方を一手に引き受けて、鉄骨部会との共催というかたちで、百数十名が集まる全国的に見ても活気ある研究会に育て上げた方です。

若いころは、各種技術講習会の講師・指導員を務められて後進の育成に努力されました。

わたしも、会社務めの時代に矢崎さんの講習を受けたことがあります。ここぞとばかりに質問を浴びせるわたしに、ひとつひとつ丁寧に答えてくれたことを思い出します。

検査部門を独立させて矢崎さんが社長をした会社が、うまくいかなくなって、留萌の鉄工所にお世話になっていたようです。留萌の地で、若い人を育て、自分の持っているノウハウと精神を伝えることに日々心を砕いていたようです。鈴木鉄工所の社長さんが葬儀委員長として挨拶をされていましたが、ひとつひとつの言葉をかみ締めるような矢崎さんの生き様の紹介でした。

野武士のような実直さで生き抜いた一技術者の一生でした。心からご冥福をお祈り申し上げます。

車で行くのは危ないかなと思って、JRで行きました。そこで・・・。

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千歳駅から、札幌まで空港快速エアポートに乗りましたが、それはそのまま札幌から旭川行き特急ライラックになるのです。この座席がとても座り心地が良い。よく見るとパソコン用のコンセントまでついていました。わたしは、約3時間の所要時間でしたので、届いたばかりの本、板倉聖宣著「原子論の歴史」を読んでいきました。

お通夜が終わって、帰りもJRでしたが、乗客はほとんどいません。留萌駅では駅員もいません。切符は、乗った列車で整理券を取って、深川駅か乗り継いだ列車の社内で購入してくれとのことです。

列車内で、明らかに同じ通夜帰りの2人組みの人がいて、先方からこちらに来ませんかと誘ってくれました。

それから札幌まで、矢崎さんの思い出話から始まって、色々な話をしてすごしました。住友金属の方で、鈴木鉄工所に鋼材を納めていてそのゆかりで出席していたようです。

鉄骨の話から、超音波探傷の話、お互いの育った環境や得意なことなど、話に花が咲きました。

とても気さくなお二人でした。そのお一人背の高いほうの方が、バスケットをやっていたという話でした。この方、平良勝利さんという方でしたが、後で調べてみるとバスケットで住金の平良勝利さんというと有名な方のようです。まぁ、知らぬが勝ちですね。

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