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アンモナイトの輝き

この写真を見ただけで、アンモナイトだと解りますか?結構怪しいでしょう。

Anmo4 これはスキャナーで取り込んでから、Microsoft Office Picture Managerを使ってコントラストと色相を少し調整したものです。

Anmo3 これも同じアンモナイト、反対面です。どちらの面も虹色に輝いています。

Anmo5 このアンモナイトは、札幌の紀伊国屋書店で購入したものです。本屋の片隅にガラスのケースがあり展示してありました。「マダガスカル産、白亜紀前期(Albian)約1億年前、Cleoniceras sp.」と書いたカードが入っています。

地中のシリカ(二酸化珪素 SiO2)が長い時間のをかけて殻の炭酸カルシウムと置き換わってオパール化するということのようです(参照 シリカの魔法)。

北海道は、世界的に知られたアンモナイト豊富に出る産地なのですね。中でも三笠市の博物館は、巨大なアンモナイトが数多く展示してあるところとして知る人ぞ知るところです。

わたしは、オウムガイの対数螺旋からアンモナイトに興味がわきアンモナイトについても少し勉強をしました。本当に困ってしまうけれど、世の中面白いことが多すぎますわ。

Ammobook わたしが、いくつか読んだアンモナイトの本で一番参考になったのが、早川浩司著「北海道 化石が語るアンモナイト」北海道新聞社刊です。豊富なカラー写真が全頁にわたって掲載されています。アンモナイトがある地層の話から、アンモナイトの構造、異常巻きのはなし、見分け方、調査やクリーニングの仕方までわたしのような素人でも読める語り口で書かれています。

Ammobook2 アンモナイトの写真が豊富なのは当然なのですが、アンモナイトの産地の遠景写真も掲載されていて、左のような写真もあります。三笠市はもともと産炭地です。産炭地では明治時代から英国の技術導入があり、鉄道も敷かれています。山奥に古いトラス構造の橋が残っているのですね。トラス橋が写っている写真も何枚かあって、今度行ってみようかなんて思います。

早川さんは平成15年3月まで三笠市博物館の研究員をされていて、その後独立をされてクレイド古生物研究所を立ち上げたのですが、今から3年前の平成17年(2005年)1月11日にお亡くなりになっています。まだ40台の若さでした。この本が早川さんの最初で最後の本となりました。

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コメント

SUBALさん おはよう

98年の秋にカトマンズに行きました。ネパールではいたるところでアンモナイトの化石を売っていたことを思い出しました。当時の写真をひっくり返してみましたが残念ながらアンモナイトの販売状況は撮影していませんでした。
世界の最高峰も昔は海の底だったのでネパールで化石が出ても不思議ではありませんね。

投稿: 271828 | 2008年1月13日 (日) 04時18分

271828 さん
夢枕獏の小説「月に呼ばれて海より如来る」などオウムガイやアンモナイトの螺旋をテーマにした小説は、多分ネパールあたりの旅行がきっかけだったのでしょう。「ヒマラヤはかつて海の底だった」と黒板に書くだけで目を輝かす少年は何人もいるでしょう。
北海道で育ちましたが、アンモナイトの化石は外国の話だと思っていました。最近ですよ、世界の研究者が注目するアンモナイトの産地であることを知ったのは。自分の足元にあると軽視する傾向があるようですね。
アンモナイトの化石ひとつから、生物学・地学はもちろん化学・数学まで興味津々、知の入り口になるよなぁ、なんて思います。

投稿: SUBAL | 2008年1月13日 (日) 11時30分

先ほどたまたま見ていてモロッコの世界遺産の番組でアンモナイトの化石を売っているのを見ました。この辺り、昔は海だったらしく、川はしょっぱく、石にも塩がついていました。日干し煉瓦の建物の維持は大変そうでした。
↓下記、参考資料です。
http://nnobuo.web5.jp/morocco01.html

投稿: KADOTA | 2008年1月13日 (日) 16時09分

KADOTA さん
参考URLのHPを見ました。アンモナイトの写真もありますね。巻きがゆるいタイプのようです。
アンモナイトのお土産は時々売っているのを見かけます。東急ハンズでも売っていたような気がします。
昨年訪問した秋田大学鉱物博物館の売店でも売っていました。日本産のものではなく、マダカスカル・モロッコ・フランス産のものがほとんどでしたね。

投稿: SUBAL | 2008年1月13日 (日) 17時30分

 初めまして。
兄の本をご愛読いただき、ありがとうございました。
アンモナイトを語るそのそばに、いつまでもこの本が
お役に立つことを願います。
ありがとうございました。

投稿: あーちゃ | 2010年8月26日 (木) 08時17分

あーちゃ さん コメントありがとうございました。

早川さんのご家族なのですね。
三笠には何度か行ったのですが、早川さんはすでにいらっしゃらなかったようです。
ひょんなことからアンモナイトに興味を持ちましたが、早川さんの本で色々と勉強させていただきました。できれば直接お話を伺えたら面白いだろうなと思いますが、せん無いことです。

投稿: SUBAL | 2010年8月26日 (木) 19時36分

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