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音響・超音波工学の研究室から

とても嬉しいメールが届きました。

神奈川大学工学部電子情報フロンティア学科土屋健伸先生からです。『「超音波技術 基礎のきそ」に掲載されています超音波関連のソフトウエアを授業の参考ソフトとして使用の許可』の問い合わせでした。もちろん、何の問題もありませんし、光栄なことですので、その旨返信をしました。それに対する土屋先生からの返信に次のようなお知らせがありました。

『「超音波技術 基礎のきそ」ですが,来年度の研究室学生用の読本として早速,15冊購入させていただきました.「基礎のきそ」ということで導入教育には最適です.内容も丁度本研究室の研究分野(医用超音波,水中音響)が含まれております.良い本を出版いただきありがとうございました.』

Ultrasonic_beam_ver1039 私としては、超音波ビームを表示するソフトなどこの本に関連して公開している一連のソフトを使ってくれれば、学生さんの中に何人かは本を読んでくれる人も出るかなと思っていました。

とても嬉しいですね。本が売れる(15冊もですよ!)ということももちろんですが、この本を執筆するときに意図したことは、若い人・初学者に向けて専門領域への橋渡しになる本にしたいということでしたから、そのものずばりで使っていただけるということです。しかも、私の専門である非破壊検査ではなく、「医用超音波,水中音響」の領域ですから、著者冥利に尽きます。

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内容は、専門的な内容を噛み砕く、別の言い方をすれば「翻訳」に近い仕事ですから、専門家にとっては常識的な事柄です。それでも、アプローチや語り口だけではなく、これまでの超音波本にはない内容をいくつか書いています。そのひとつが超音波ビームの形状を表示するソフトとそれによって描いた一群の画像です。超音波工学の専門家がここに着目していただけたのも嬉しいですね。

読者層としては、高校生ぐらいからを想定しています。私の息子は中3ですが、「何回か読んでいくと少しずつ解ってきた」といいます。

Cimg2168 もう2つ、超音波本に関する嬉しい出来事。そのひとつは、地元の書店に並んでいるのを見つけました。千歳市の文教堂です(左の写真)。「絵とき 基礎のきそ」シリーズの背表紙は目立ちますね。私が居住する苫小牧市は千歳市より人口は多く、工業都市のはずですが、苫小牧市の本屋では見かけません。そもそも理工系の書架がありません。本屋の貧弱さは、地方都市に住むことで感じる不便さの一つです。

Kinokuniya2gatu4 KADOTAさんのブログKINOKUNIYAのBOOKWEBでのランキングの話題が出ていましたので、私もチェックしてみました。そうしたら、「音響・振動」のジャンルのランキングで1位、四つ星★★★★でした。おう!売れてんだと思いました。ところが数日後チェックしたら一つ星★になっているではないですか。日々変るようですね。どのくらい売れているのでしょう。気になるところではあります。

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コメント

こんにちは。研究室で15冊とは学生の指導に熱心な研究室ですね。感心します。それと、四つ星★★★★おめでとうございます。これはきちんと1ヶ月、6ヶ月で集計しているようなので、ある時期に集中して購入されたのではと思います。この15冊など、多くの注文が入れば、1ヶ月でのランクインは間違いないでしょう。

投稿: KADOTA | 2008年2月10日 (日) 09時34分

KADOTA さん
>研究室で15冊とは学生の指導に熱心な研究室ですね。
本当に。初学者にまず何を知っておいてほしいか、またどこで躓くかをよくご存知なのでしょう。

超音波を最初に知ったのが私の本だった、という研究者なり技術者が生まれてくることを想像すると、書いてよかったなと改めて思います。

千歳市の本屋の写真、一部写っていますが、KADOTAさんの本が4・5冊置いてあるコーナーでした。音響関係の本は、下の隅のほうにあるのですが、そこではなく、「基礎のきそ」シリーズのひとつという扱いです。そのほうが売れそうですね。

投稿: SUBAL | 2008年2月10日 (日) 20時16分

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