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雪国の知恵と超音波

私は、釧路市育ち。現在住んでいるところは苫小牧。いずれも太平洋側で、北海道の中で降雪量は少ないほうです。

先日の吹雪+大雪の日、真夜中になってつれあい殿が「雪かきをする」といって防寒着を身にまとい始めました。外は吹雪です。「明日の朝やればいいだろう」ものぐさの私が言うと「ダメ、今やる」と突っ張ります。一人でやらすわけにはいきませんので私も身支度をして二人でやりました。子一時間かかって腰の高さまである雪をはねて、玄関から道路に出るまでの通路を確保しました。

大雪のときはこまめに雪かきをしないと大変なことになる、とつれあい殿。その言葉道理、朝起きてみると夜中に綺麗にしていたにもかかわらずドアが開きにくい状態にまで雪が積もっていました。

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つれあい殿は秋田県は能代市生まれ。雪国ではそうしないと閉じ込められてしまうのだそうです。それにたまった雪は、硬く重くなります。こまめにやったほうが楽なのだといいます。

しんしんと静かに降り積もった雪と違って吹雪の雪は硬く締まっています。しかも高く積もった下のほうの雪はスコップを入れると「ギュッ」と音がするくらい締まっています。

2132 気象台にある降雪計には超音波が使われています。(左の図は「絵とき 超音波技術 基礎のきそ」からの引用です) 

周波数は40kHzが主流です。40kHzではフワッと積もった雪の表面でも反射しますが、20kHzになるとある程度締まった雪にならないと反射してこないということです。

雪かきをしながら、このしまり具合では何Hz程度かな、なんて考え事をしているのはちょっと病気かな?

つれあい殿との付き合いは長いですが、夜中にこれほどの大雪は経験していなかったですね。だから雪国の生活の知恵を実感して、変に感心した次第です。

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コメント

こんにちは。
北陸で仕事をすることが決まった当時、冬になったら積雪のため2階から出入りしないといけないと本気で思っていました。それははるか昔のことだったそうで、街中では融雪装置がしっかり効いていました(20年前)。
さて、超音波機器が街のいたるところで見られますが、散歩するワンコたちには影響がないのでしょうかね。

投稿: niwatadumi | 2008年2月27日 (水) 10時43分

niwatadumi さん こんばんは

>街中では融雪装置がしっかり効いていました

つれあい殿の田舎に行ったことがありますが、多分そんな装置はなかっただろうと思います。夏だったのでわかりませんが・・・。

>超音波機器が街のいたるところで見られますが、散歩するワンコたちには影響がないのでしょうかね

生体に対する超音波の影響は超音波強度がかかわってきます。そのあたりは私の本の140ページ107ページあたりを読んでいただければ、まあ街で浴びている超音波程度では大丈夫というのがわかっていただけると思います。

私は、「超音波にかかわった人は元気で長生き」仮設を立てています。元気な先生・先輩がなにせ多いですよ(笑い)。

投稿: SUBAL | 2008年2月27日 (水) 19時39分

こんばんは。調べてみたら40kHzは犬にとって可聴音なんですね。
>超音波にかかわった人は元気で長生き
細胞が励起され活性化するのでしょう(笑)。

投稿: niwatadumi | 2008年2月27日 (水) 20時46分

↓こんにちは、ブルーバックスの新刊で「見えないものを見る技術」という本を図書館で見つけました。タイトルにはなっていませんが、超音波関係のページもずいぶんあります。(ご参考まで)
http://item.rakuten.co.jp/book/5455271/

投稿: KADOTA | 2008年2月28日 (木) 13時47分

niwatadumi さん
犬にとっては「ぽっぽっぽっ」と雑音のように聞こえるのかもしれませんね。

投稿: SUBAL | 2008年2月28日 (木) 23時03分

KADOTA さん
情報をありがとうございました。読んでみたいと思います。「見えないものを見る技術」は書いてみたいタイトルのひとつとして考えていたものでした。
つい先日アマゾンで本を何冊か購入したのですが、その中の1冊が湯川秀樹博士の「目に見えないもの」でした。これは物理学の話ですが・・・。

投稿: SUBAL | 2008年2月28日 (木) 23時10分

可聴域の話で少し違うのですが、
積雪地の電気機関車・電車のホイッスルと積雪の無い地域のホイッスルはじつは大まかには分けているんですよね。積雪の無い地域では1000HZ付近の音は騒音になりますが、積雪地では低音は減衰がひどく使用に耐えません。もっとも雪質・空気内湿度・そして空気温度にも寄るようですが。
超音波ではこういう有効活用ができるんだというのは新鮮な驚きでした。

投稿: デハボ1000 | 2008年3月 1日 (土) 04時44分

デハボ1000 さん
面白い話をありがとうございます。
通常の環境では低い音(低周波音)ほど減衰しにくいのですが、積雪の中では逆転したような現象になるということですね。
推測ですが、低周波の音は雪に入るとあまり散乱することなくどんどん中に入る、反射してこないということかと思います。逆に高周波音は反射増幅をしてくる。
雪の壁が、無反響室の壁のような役割をするということでしょう。機会があったら確かめてみたいですね。
私の本の中にも書いていますが、20世紀のはじめに超音波発生源作って世界中に供給したドイツのエーデルマンは、汽笛を研究していた人ということです。

http://subal-m45.cocolog-nifty.com/blog/2007/05/post_3c8a.html

投稿: SUBAL | 2008年3月 1日 (土) 08時26分

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