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ひずみ測定レベル3

今週末、資格試験を受験します。ひずみ測定レベル3の移行試験と再認証試験です。

平成15年にスタートしたJIS Z 2305(ISO9712準拠)のライセンサーへの移行試験を受けて、その後再認証試験を受けることになります。これに受かると5年間有効の資格登録が出来ます。

非破壊検査の資格は、日本では6部門あります。そのひとつがひずみ測定です。きずを見つける他の5部門(超音波・磁粉・浸透・電磁誘導・放射線透過)とは違って、力が加わることによる変形(率)を測定する技術で、この部門があるのは世界中で日本だけです。ただ、ひずみ測定を行うことに何の法的な縛りもありませんから、この資格がなくてもひずみ測定自体は大学や企業の研究室で日常的に行われています。

レベル1からレベル3まであります。レベル1とレベル2は、主に電気抵抗ひずみゲージによるひずみ測定を扱いますが、レベル3では応力塗料や光弾性あるいはモアレなども出てきます。材料力学的な知識もより深く問われます。

昨年9月も受験可能だったのですが、超音波本の締め切りと重なっていたので受験申請はしませんでした。

この歳になって資格試験を受験するのは正直つらいものがあります。

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もういいかなとも思うのですが、各部門のレベル3技術者の上に非破壊検査総合管理技術者という資格があって、この再認証の要件に6部門すべてでレベル2以上の有資格者であること、というのがあるのです。このひずみ測定も流すわけには行きません。

総合管理技術者もひずみ測定レベル3も、現在の職務では特に必要ではありません。それでもすべての部門のレベル3を持って、さらに総合管理技術者の資格を持っているのは全国に20人前後しかいないはずですので、何が起きるか不確定なこの時代、精神安定剤として保持しておくことにしました。

受験の苦しみを自らに課すのも、色々な意味で悪くないかなと思っています。

日本非破壊検査協会が主催する「再認証試験のための講習会」の講師をしていることからも、あんまりみっともない点数も取れないというプレッシャーもありますが、まぁ、ひずみ測定は私の専門でもありませんので、合格ラインの8割は逃さないということで・・・これから勉強に入りましょう。

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コメント

こんばんは。総合管理技術者の資格維持は大変ですね。毎年更新試験の受験が必要では?
今回僕はRTレベル3の新規受験申請をしました。現職上もはや不要な気もしますが、レベル3の基礎試験にパスしているのであと数年は2次試験のみで済む、という安易な理由で。
でも自分のアタマの衰え具合を考えると、先生のように1週間では太刀打ちできません。2か月でも足りないかも…。本番は秋ということにしておきます。

投稿: niwatadumi | 2008年3月18日 (火) 00時36分

総合管理技術者とは、私にとって(大抵の人にとって?)雲の上の神様の話です。私は、袖ヶ浦の達人さんやSUBALさんと違って、リターンマッチ実技が待っておりますので・・・ちなみに、今年は諸々資格10本ゲットを目標に頑張っております。(半分は睡魔と闘って2日3日、頑張ればってなやつですが)。 実は、私が非破壊検査の道に入るに当たって参考にさせていただいたのがSUBALさんと袖ヶ浦の達人さんのブログでした。 ということで私が勝手に心の師匠と仰ぐ、お二人のご健闘を心からお祈り申しあげる次第です。 (ということで私は、UT2も含めて目標まであと8つであります)前進あるのみ!!\(^o^)/

投稿: taka-tyu | 2008年3月18日 (火) 19時27分

niwatadumi さん taka-tyuさん こんばんは
働きながら、睡魔と闘いながら勉強するのって大変だけれども、濃密な感じがしませんか?(学生時代の勉強が薄すぎただけかな?)
四半世紀前に、仕事が終わってから「飲みにいこう」という誘いを断って、室蘭の小さな喫茶店で、コーヒー2杯で数時間粘って勉強をしたのがいまの私の原点です。30歳でした。
当時3種(いまのレベル3)の問題を見たときには、こんなものを解ける人がいるのか、と思ったものです。
でも勢いでここまで来てしまいましたね。総合管理技術者もそうですが「超音波技術」に関する本を出せるなんて、当時の私からすると夢のような話です。
いま全部門で最高レベルの資格を持っていますが、不思議に思うのは現在自分が専門だと思っている部門(超音波と浸透)は、どちらも最初の試験で失敗(不合格)しているのです。
半年後に同じ試験を受けるために再度勉強することがひどく苦痛だったことを思い出します。
「若いうちの苦労は買ってでもしなさい」というのは言い古された箴言ですが、実感としてわかりますね。
niwatadumi さん taka-tyuさん まだやるべきことがある「若者」としてお互い頑張りましょう。

投稿: SUBAL | 2008年3月18日 (火) 21時07分

非破壊検査の世界に触れて、実際に行うに当たり直接その仕事の知識以外にAEDの使い方まで含めて色々な周辺を理解していかないと経験を重ねた業界の歴々の足元にも及ばないと気づきました。実は、結構年取っているのですが、時間が20年くらい戻ったような気持ちになって挑戦者モードで若者!しています。SUBALさんのコメントは何よりの励ましであります。ありがとうございます。文字通り難問山積!です。が、人間いくつになっても気づいたときから道は、新たに始まりますよね。

投稿: taka-tyu | 2008年3月19日 (水) 06時03分

私も受験科目は違えど、試験に望む気持ちは一緒です。
お互いがんばりましょうね!!
最後の追い込み?切羽詰った状況?(笑)

私はPT2なので専門外といえばそれまでですが、指導員(JSNDIと会社でもボチボチと・・・)の端くれとしては、専門も専門外も関係ありませんからねー一つ一つ勉強です。

社内でも今回の試験で新規あるいは更新の人が「ヤバイ~」という声が聞こえます。少しの手助けはしましたが、試験は本人のやる気次第ですからね~

投稿: murakami | 2008年3月20日 (木) 09時38分

taka-tyuさん murakamiさん
受験に向けた勉強というのは、期限があるので、目標を定めて勉強をしやすいというところはありますね。頑張りましょう。

私も前職では非破壊検査以外も色々勉強しました。危険物・酸欠・移動式クレーン・玉掛け・救急救命法・労働安全衛生法・廃棄物処理法・・・・それぞれに技術の面白みがありました。「頭を使って仕事をせ」が社長の口癖でしたから、社員が勉強することは奨励されていました。色々問題のある会社でしたが、その意味では面白かったですね。「検査技術者は材料のことをもっと知るべき」と提案すると、地元高専に機械材料について勉強に行くことを後押ししてくれました。社員が勉強することを嫌ってこき使うことだけを考えるような企業は、当面の「成果」は上げられても、長続きはしないでしょう。

>専門も専門外も関係ありませんからねー一つ一つ勉強です

指導者として骨太になってきましたね。専門企業にいると、いやおうなくその分野の専門家になって行きます。murakami さんの場合はフェイズドアレイなどの最新超音波技術というところでしょうか。
私は、学生に自分の専門分野は持ちなさい、しかし剃刀の技術ではなくて斧のような技術屋になりなさい、と言っています。もちろん学生に言いながら、自分の戒めにもしています。

投稿: SUBAL | 2008年3月20日 (木) 10時13分

相当遅れた自己レスです。

おかげさまでひずみ測定レベル3の再認証試験は合格していました。

これで、JIS Z 2305による非破壊検査技術者の資格としては、全部門レベル3に移行することが完了しました。
勉強も受験費用や登録費などの費用負担も大変ですが、全部門レベル3というのは気持ち良いです。

投稿: SUBAL | 2008年5月 3日 (土) 15時40分

オールレベル3!。おめでとうございます。SUBALさん、やっぱり神様です。最近泉沢方面へ足が向く機会があるのですが、航空公園越しにそちらへ向いて手を合わせて拝んでおります。ご利益を頂いて・・・実技突破を目指します。

投稿: └|∵|┐高忠┌|∵|┘ | 2008年5月 4日 (日) 09時08分

高忠 さん こんにちは
先日お見えになッたことは聞いていました。ちょうど出かけておりまして残念でした。
今月末UTの2次試験がありますね。頑張ってください。

投稿: SUBAL | 2008年5月 4日 (日) 10時49分

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