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モバイル機器の落下衝撃対策

最近空港のロビーやJRのホームなどで、ウエイターがお皿を3本指で運ぶようなスタイルで、片手にノートパソコンを持ちながら移動する人を見かけることがあります。最初見たときはアホな変わり者、とみていたのですが、結構頻繁に見かけるようになりました。

先日は、空港でノートパソコンを開いたまま移動していた人がパソコンを落とすところを目撃してしまいました。液晶を壊した人、フレームが歪んでしまった人、私自身は経験ありませんが、身近に知っています。

パソコンが壊れることで怖いのはハードディスクがいかれて、データを取り出せなくなることですよね。そこで、パソコンの落下を検知して、ハードディスクのヘッドを格納するシステムを搭載した機種が登場しているようです。3軸の加速度センサが組み込まれているようです。

Wiiacc8 自由落下になると3軸の加速度センサの値がほぼゼロになることを利用しています。こちらのページ。いくつかの特許も出ているようです。昨日の記事で、Wiiリモコンの加速度センサの値がゼロになることを、WiiAccで確認しました。

Gsum Gsum=√(Gx^2+Gy^2+Gz^3)で加速度の値が出てきます。昨日のWiiリモコンのデータから、Gsumを出して、グラフにしてみました。10.11秒からおよそ0.4秒間ほぼゼロの時間があります。1mからの落下として、0.4秒以内に処理を終わらせなければならないでしょう。

でもこのシステムどの程度うまくいくのでしょう。というのは・・・・。

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落ちるときに回転がかかると3軸加速度センサの値はゼロになりません。

Wiiacc7 Wiiリモコンを1mの高さから転がすように落としたときのWiiAccの表示です。

Gsum2 Gsumのグラフです。

どうでしょうね。ノートパソコンを落とすときに、持っている両手をぱっと放すように落とすでしょうか。

私が空港で目撃した人も、オットトットットとお手玉状態で落としていました。ノートパソコンは回転していました。

回転していても落下しているという条件を見つけ出せばよいことになりますが・・・はたしていかに。

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コメント

製品を発売するときにその梱包で輸送したとき衝撃で壊れることが問題になる製品では、梱包試験と言うのがあります。海外輸出の時はがちがちの梱包にしますが、国内の時は、テスト的な経路を輸送して衝撃の最終確認をしています(例えば東京→(トラック)→熊本→阿蘇付近を横断→大分→阿蘇→熊本→東京)が、そのときにはたかだか、これ(http://fujifilm.jp/business/material/inspection/impactmeter/shocksensor/index.html)を使って把握するしかなかったです。現品取り扱い不良の証左にはなりますが、現象解析には役立ちません。(ラボではセンサーを使いますが)意外と他の用途に使える気もしますね。メーカーに提案したらどうですかねえ・・・

投稿: デハボ1000 | 2008年5月 8日 (木) 03時17分

朝のNHKで転倒時の人間用エアバッグを紹介していましたよ。これが3軸センサを搭載していて、いろいろ実験した結果、転倒時の様子を特定して後頭部のエアバッグを展開していました。

実際にレポーターさんが後ろ受け身を取って、エアバッグが有効に作動する様子を実演しました。

3軸センサはいま旬のようですね!

投稿: 平田 敦 | 2008年5月 8日 (木) 22時57分

デハボ1000 さん こんばんは

なるほど、こういう用途もありそうですか。他の無線機器(GPS付き携帯電話)と組み合わせれば、リアルタイムで位置情報ともリンクしたデータが得られるかもしれませんね。

ニンテンドーは、WiiFitのロードセルといい、このWiiリモコンの加速度センサといい、DSの壊れにくい液晶タッチパネルといい、ゲーム機周辺要素技術にノウハウの蓄積がありそうです。商売のシーズとして持っていそうです。

私はフジフィルムのショックセンサが面白いと思いました。マイクロカプセルの技術のようですね。

平田さん こんばんは
その番組見ていませんが人間用ですか、自動車用エアバックには加速度センサがついてますよね。今度首の辺りにWiiリモコンをつけて転倒実験をして見ますか。

移動時間と距離を測定してそこから速度を計算して、さらに加速度を計算する・・・ということではなく、「加速度を見て・・・それから・・」という視点での発想が面白いことになりそうという予感がします。

投稿: SUBAL | 2008年5月 8日 (木) 23時13分

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