材料学会の金属疲労本
ネットで見つけて注文していた本が届きました。
日本材料学会疲労部門委員会が発行している「初心者のための疲労設計法」(定価1250円送料380円)です。ISBNコードがついていませんので、一般の書店では購入できない本のようです。
私は特に第6章「疲労強度設計規格」が読みたくて購入しました。「溶接構造物」「鉄道車軸および台車枠」「原子力機器」「航空機」についてそれぞれまとめられています。これそれぞれを独自に調べようとすると、手間労力だけでなく書籍代も結構かかりそうです。
まださっと目を通しただけですが、期待通りの本でした。
私が多少知っている航空機のところを読んでみましたが、わたしの知っている範囲はきちんとまとまっていましたし、知らないことも書いてありまして、勉強になりそうです。
「初心者」といっても、材料力学や金属・金属疲労についてある程度知識のある人を対象にしている本でしょう。
分担執筆のようです。執筆者リストを見ると、航空機の分野は、三菱重工(名航)の吉永隆治さんで間違いないでしょう。鉄道車軸は住友金属の山本三幸さんかな?
練習問題がついているのも良いです。たとえば・・・
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8.原子力機器の維持基準ASME BVP Code Sec.XIにしたがって,要素内の欠陥評価を行う。超音波検査の結果a1=0.2mm(=2×10^-4m)の欠陥が要素内に存在することが検出され。以下の条件a),b),c)のもとで,この機器の運転の継続が容認できるかどうか判定せよ。ただし,通常運転状態に対する条件についてのみ検討すればよいこととする。
a) 膜応力振幅σm==300MPa,曲げ応力振幅σb=0
b)使用期間中,機器の起動停止でこれらの応力が2200回繰返し負荷される.ただし,応力拡大係数は本文中の式(6.4.5)で与えられるが,き裂長さによらず係数Mm=1.2、Q=1として考えてよいものとする。すなわち,ΔKは下式で与えられる。
ΔK=1.2σm√(πa)
また,き裂進展速度は空気中の下式で与えられるものとする。
da/dN=2×10^(-10)(ΔK)^3
c) 使用温度T=1300°F。 ただし,使用温度に対する破壊じん性値は本文中の式(6.4.9)与えられるものとする。
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こういう問題ですと解く気になります。
ただ、「超音波で0.2mmの欠陥」・・・う~ん、周波数は何MHzを使って伝搬距離はどのくらい???・・・・突っ込みを入れたくなるのは悪い癖かもしれません。
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