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ターボジェットエンジン 燃焼室の蛍光浸透探傷

ターボジェットエンジンJ34(Westinghouse社製)を分解して磨き、展示モデルを作るプロジェクトが進行中です。

Cimg2405_2  燃焼室(アニュラー型)が取り外されて、磨きにかかっています。その過程で割れ(Crack)らしきものがあったので、蛍光浸透探傷試験(通称ザイグロ:Zyglow)を実施してみました。

Cimg2391 割れの指示模様が出ました。熱疲労割れでしょう。

2万円台のデジタルカメラで指示模様がどの程度接写できるかやってみました。

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まだ陽は落ちていない夕刻の屋内で、室内の照明を消した状態で撮影してみました。

Cimg2421 ブラックライトを当てて、マクロモードで撮影しました。ストロボをたかずに撮影しました。後乳化性の蛍光浸透液を使い、余剰浸透液の除去は、有機溶剤をしみ込ませたウエスによるふき取りです。この写真は無現像法です。

Cimg2406 こちらは速乾式現像剤を使い、拡大鏡を介しての撮影です。ちょっとぼけていますが、それでも無現像法のときに比べて細かい枝分かれも出ています。

Cimg2409 ストロボを使ってきずの接写を試みました。きず長さは横幅で18mm程度です。

燃焼室の探傷は、通常水洗性蛍光浸透探傷試験で乾式現像剤を使います。今回は、部分探傷をするために溶剤除去性蛍光浸透探傷試験で実施してみました。

デジタルカメラでは、UVカットなどのフィルタを使わなくても割りにきれいな指示模様が撮影できます。今回は手持ちで撮影していますが、三脚を使えばもう少し鮮明な写真が撮れるでしょう。

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コメント

こんにちは。これは貴重な画像ですね。僕の携わる仕事ではここまで高温になる部品は扱わないと思いますが,こっそり保存させていただきます。「かたちのココロ」非破壊検査編出版(以前のような自費出版でも)の折にはぜひお知らせください。2冊買います。

投稿: niwatadumi | 2008年6月19日 (木) 07時39分

niwatadumi さん こんばんは

私は、niwatadumi さんのところの情報を教育に活用させていただいています。それにしても、この手の情報を流すときは気を遣いますよね。

「壊れた部品たちの博物館」を作ろうと一時期集めたのですが、最近難しくなってきました。もちろん、このほかにもいくつかあるのですが、諸般の事情で公開できません。
割れのある部品の情報を、堂々と公開できる社会的成熟を期待したいです。

投稿: SUBAL | 2008年6月19日 (木) 20時13分

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