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テルミット溶接によるレール接合

昨日苫小牧市で起きたレール破断について書きましたが、このブログの読者には驚くほどの専門家がいらっしゃって、そのコメントに目を丸くしながら勉強をさせていただいています。

その中に、デハボ1000さんからこれはテルミット溶接であろう、とのコメントをいただきました。少し調べてみたら、JR総研がテルミット溶接を実演したときの映像がYOUTUBEにありました。

このビデオ、よくわかりますね。苫小牧市のレール溶接もテルミット溶接であったことは、間違いないでしょう。

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テルミット反応は、アルミニウムの粉末による還元によって酸化鉄を鉄にするプロセスです。

反応式は以下の通りです。

Thermite

こちらのページでは、北海道立理科教育センターがテルミット反応を紹介しています。

かつて、学生がキャンパス内の火山灰に含まれる四三酸化鉄を集めてテルミット反応で還元をしてナイフを作って話題になったことがあります。

テルミット反応では、ほぼ純鉄に近いものができるはずですが、疲労強度という点では大丈夫なのでしょうか。破壊靱性は高いはずですから、亀裂は相当大きくなるまで破断しないとは思いますが・・・。

鉄道レールの疲労メカニズムもその検出方法も解明されたり確立されたりしているとは言いがたい、とのコメントを平川さんからいただきました。

レールの破断が、昨年から私の居住地から半径50km以内で5件も起きているというのは尋常でありせん。何らかの必然性があるはずです。

壊れる壊れないに関する技術にかかわるものとして無関心ではいられません。

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コメント

鉄道総研の公開の時のようですねえ。これは貴重だわ。
さてこれは趣味のほうで有名な動画です。
http://www.youtube.com/watch?v=9aiZdpcai9Y
(タモリ倶楽部 2007/01/26(関東)放送分 赤い電車で久里浜工場へ(後編) 2/3)
京浜急行電鉄でのテルミット溶接をタモリが手伝ってる動画が前半にあります。なお動画ではゴールドサミットと言っていますが、テルミット溶剤に少し工夫を凝らしたものだそうです。
新線敷設時にはガス圧接が多いんですが、現場作業では テルミット溶接 エンクローズ溶接 です。前者はご存知の通りノウハウがいりますし、欠陥が出やすいので施工後の後加工と併行して欠陥検査が必要になります。(探傷試験のあとが付いていたのはそれでかもしれません)後者は、欠陥は出にくく、品質がいいんですが、溶接用大型エンジン発電機を用いるため、夜間作業はうるさく世間の迷惑だったり、山奥など大型機械搬入が出来にくいところだと段取りがえらく掛かるということで、双方とも得失があり、私鉄では会社によって使う流儀があるとか。

投稿: デハボ1000 | 2008年6月 1日 (日) 16時22分

デハボ1000 さん こんにちは

どこかで私のサイトについてタモリクラブのにおいがすると書かれたことがあります。まったく光栄なことです(lovely)。

テルミット溶接、今回初めて実施場面を見ました。溶接には違いないでしょうが、雰囲気は鋳造ですね。

余熱の秒数とかが管理されているようです。ちょっとした条件の違いで欠陥が生じそうな感じです。

超音波を使って探傷をしているようですが、一口に超音波といっても方法は色々ですから、どのようにやっているのか知りたいところです。

投稿: SUBAL | 2008年6月 1日 (日) 16時53分

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