« 打点式記録タイマーを使った加速度の実験 | トップページ | 三角関数の図形的理解 »

0.1秒の疑問解決

昨日の記事で、中学での自由落下のHPを紹介しました。その後、このサイトのほかのページをのぞいてみましたが、膨大なボリュームの実験例が紹介されていました。中学でここまでやるのか、という感じです。このホームページを開設している方は、ご本人がHP上で本名を公開していますが、福地孝宏さんという方で名古屋の中学の先生をされています。

福地さんにお願い事のメールを出しました。お願いの件は、私の勘違いもあり取り下げましたが、メールのやり取りの中でひとつ教えていただきました。

それは、Wiiリモコンを落下させたときの最初の0.1秒のことでした。静止状態から落下を開始すると、加速度は1G(9.8m/s^2)変化しますが、私の実験では、何回やってもおよそ0.1秒かかるのです。

Itokiri 福地さんから、「リモコンに細い糸を結びつけ、その糸を鋏で切って落下させる」という方法を試してみたらと、アドバイスをいただきました。

その結果です。1G見事にすとんと落ちています。

自分で手を使って仕事をしている人には、少ない情報の中からでも見えるものがあるのですね。

それだけのこと、といってしまえばそれまでですが、わたしは「おー!納得」とうれしかったです。

にほんブログ村 科学ブログ 技術・工学へ ポチッと応援よろしく。

これから、人間がWiiリモコンを手もしくは指で持って離すという行為では、その始まりから終わりまでおよそ0.1秒間のプロセスがあるということが言えそうです。(運動神経や集中力の差が出てきそうですが・・・)

打点式記録タイマーを使うにせよ(ここはやったことがないので多分・・・ですが)、ビデオ映像から解析するにせよ、最初の加速し始めのところは、判断が難しいです。1/60秒・1/50秒・1/30秒刻みの時間計測は可能だとしても、加速し始めのときの移動距離はごくわずかになります。この点、加速度は大きく変化するので、実験方法の正確さを評価するには役立ちそうです。

自由落下の実験をするときに、落下させる操作をWiiAccを使って訓練するとか・・・。WiiAccで何ができるか、模索中です。よいアイデアがあったら教えてください。

ところで、福地孝宏さんは、誠文堂新光社から「実験でわかる物理学」など4冊の本を出している方のようです。

|

« 打点式記録タイマーを使った加速度の実験 | トップページ | 三角関数の図形的理解 »

学問・資格」カテゴリの記事

コメント

SUBALさん こんばんは

グラフでは13.5秒の時に落下させ、グラフが大きく変動するのが床に衝突した時ですね。指で支えて離す時、どうしても滑りが起きると解釈できますか?

糸をハサミで切る手法はそれが無いのですね。これを読んで思い出したのはフーコーの振り子を起動させる方法です。
フーコーが最初に振り子を使って実験したのは自宅の地下室です。鋼鉄の針金の長さは2m、錘は5kgでした。円錐振り子にならないように、平面で振らせるために糸で横に引っ張り、この糸を焼ききったのです。

投稿: 271828 | 2008年7月 6日 (日) 20時51分

271828 さん こんばんは

自由落下の距離と加速度センサの値がゼロになる時間との関係がどうしても納得がいかなくて、何度もやり直してました。ビデオ映像と照合することで、0.1秒の「離脱時間」とでも言うべきものがあることがわかりました。

>指で支えて離す時、どうしても滑りが起きると解釈できますか?

今回の糸きりの結果から、そういうことだといえますね。

優れた実験には、原理的なアイデアだけでなく、錯乱要因を排除するための工夫や"技”があるということですね。

なるほど、フーコーも試行錯誤をして糸を焼ききる方法にたどり着いたのでしょうか。発想と効果は似ているかもしれません。このあたり、面白いですね。

投稿: SUBAL | 2008年7月 6日 (日) 21時43分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/222291/41750682

この記事へのトラックバック一覧です: 0.1秒の疑問解決:

« 打点式記録タイマーを使った加速度の実験 | トップページ | 三角関数の図形的理解 »