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草刈機ジョイント部の金属疲労

この2日間、職場では草刈をやっていました。キャンパスが広い(10万坪)ので、草刈も大変です。

Cimg2557 朝のことです。刈払い機のハンドル部分の取り付け角度が良くなくて使い難いので、調整するために六角レンチを探していました。

Cimg2558 そこに、『親切な同僚A氏』がやってきて「これ緩めなくてもこうやると角度を変えられるでしょう・・」と言いながらいきなりハンドルを持ちグイと曲げようとしました。すると次の瞬間、ジョイントの部分がばらばらになって壊れてしまいました。『親切なA氏』自身もびっくり。そうたいした力は入れていないのに・・・という顔をしています。

Cimg2556 「オイオイ!これはどうもならんね」・・・。故障して修理中の機械からジョイント部をとってきてつけなおして、仕事はできました。この間約10分間のロス、のはずでしたが、ロス時間はプラス5分。

Cimg2555  壊れた部品は絶好の教材になるかもしれないのです。これ脆性破壊の見本になるだろう、と考えて写真撮影をしました。

脆性破壊とは、ほとんど変形せずに壊れることです。ばらばらになったかけらを集めて組み合わせると、もとの形を再現できます。

さらに破面をよく見ると、ほかより黒っぽく見えるところがありました。

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Cimg2566左上の部分です。黒っぽく変色しているということは、この部分は今回の破断以前から割れ(き裂)として存在していたと考えられます。

Cimg2568a この部分を拡大をしてみると、ビーチマークと呼ばれる独特の模様が見えてきました。

100%の証拠ではありませんが、金属疲労破面と考えてよいでしょう。 最終破面率から見ると、破壊靱性(破壊人生ではありません)は低い材料でしょう。詳細はわかりませんが、アルミの鋳物です。

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コメント

>破壊靱性は低い材料
あくまで写真で見る限りですが、アルミだったなら、鋳物方案から、単純なアルミ鋳物といえそうです。但しこのわれ方はアルミダイカストのわれ方によくある内部欠陥始発の形に近いかもしれません。ということは湯に亀裂源となる混ざり物があった(まあ鋳物ではあって不思議はない)可能性も有ります。

投稿: デハボ1000 | 2008年7月26日 (土) 08時46分

デハボ1000 さん こんにちは

き裂の起点と思われる近くに介在物らしきあやしいものも見えるのですが、よくわからないので触れませんでした。お金かけて分析に出してみようかな?

投稿: SUBAL | 2008年7月26日 (土) 10時16分

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