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ジェットエンジンと機械の日

KADOTAさんのブログによると、8月7日は機械の日ということです。七夕の日にちなんだということのようです。

1945年(昭和20年)8月7日は、日本初の国産ジェットエンジンが初飛行に成功した日なのです。広島に原爆が落ちた翌日、長崎への原爆投下の2日前、終戦の1週間前という日です。8月7日、私はシャボン玉の歌を思い起こしながらネ-20を偲びます。

Maema_2  私は、前間孝則さんの「ジェットエンジンに取り憑かれた男」を読んで、永野治さんとネ-20が好きになり、調べ始めました。

Ne201a6s こんなCGを作って遊んでいます。

Ne20bimage いくつかつくったCGの中で一番気に入っているのが、タービンのメカニズムがわかるようにしたこの絵です。

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Avon 最近、破壊力学の祖といわれるアラン・グリフィス(Alan Arnold Griffith)は、その後ロールスロイスAvonに発展してゆく軸流式のターボジェットエンジンAJ.65 の開発者であることを知りました。永野治さんと同時期のジェットエンジン開発技術者だったということです。

グリフィスは、ガラスを使って物が壊れる仕組みを研究して、破壊力学の礎を築いた人ですが、当時の上司から「もっと実用的な研究をしなさい」といわれて、しぶしぶジェットエンジンの研究に入ったそうです。当時の上司、見る目があったのかなかったのか、歴史に「たられば」はありませんが、グリフィスがそのまま研究を続けていたら、現在の破壊力学はどうなっていたのでしょう。

どうもイギリスにおけるジェットエンジン開発にはビッカース社も絡むらしいです。ビッカース(Vickers)といえば、機械工学を学ぶ人にとってはビッカース硬さ試験がおなじみです。ビッカースは、19世紀に設立された軍需産業のようで、1911年に航空機部門を設立した米国の航空機メーカの草分けでもでもありました。このビッカース社とビッカース硬さ試験とは、綴りは同じですから絡むとは思うのですが、関係はわかりませんでした。

七夕・機械の日・ジェットエンジン・・・ときまして、今日は夏の夜空でも眺めてみましょうか。当地では花火大会です。晴天ですから、楽しめるかもしれません。

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コメント

こんにちは。「機械の日」はまだ制定されてから3年目なので、初飛行の方が有名な日かもしれません。「ねじの日」もそうですが、こういった記念日は関係者でさえもしらないということが多いです。「機械の日」はどのくらい浸透するかが見物です。

ビッカースの関連は私もわかりませんが、大昔につくった簡単な硬さ試験のページがグーグルの「硬さ試験」で2番目にヒットします。
http://www.gijyutu.com/kyouzai/kikai/katasa.htm

投稿: KADOTA | 2008年8月 8日 (金) 12時42分

KADOTAさん こんにちは

初飛行の日も、知っている人は極少数でしょうね。現在日本で航空機やジェットエンジンが作られていることを知らない高校の先生も多いです。

Googleでトップページに出てくるとアクセスする人が多いでしょうね。私が気軽に作ったページも、Googleでトップページにくるものがいくつかあります。
「硬さ試験」をいまだに硬度試験とか硬度測定とか表現されることも多くて、ネット上ではしょうがないとしても、国家試験でも平気で出てくるのには首を傾げてしまいます。

投稿: SUBAL | 2008年8月 8日 (金) 13時15分

SUBALさん、こんにちわ
タービンメカニズムを分かるようにされた
一番お気に入りのCG。
流麗!って単語を思い出しました。
素晴らしく綺麗です。

またこのシルバー系の色使い!
盗みたいくらいです。

じつは、私もShade使いでありまして、
表面材質や光源・・・を
どのように設定されているだろう・・・と
しばしプロセスを想像し
更に楽しませていただきました。
深謝m(__)m

投稿: └|∵|┐高忠┌|∵|┘ | 2008年8月 8日 (金) 23時29分

高忠さん ありがとうございます

高忠さんもShadeでCGを作られるのですか。
こちらに Shadeの画像投稿機に出した作品があります。

http://shade-lounge.e-frontier.co.jp/modules/myalbum/viewcat.php?uid=1159

表面材質も素材集を購入すればいろいろあるようですが、私はけちけち路線で自分で作っています。

ネ-20のときは、材質や加工方法・表面粗さなどを想像しながら試行錯誤をしましたが、楽しかったですね。
この作品は、現物がたとえあってもこのような展示はできないだろう、というところを狙いました。浮遊感が出たのがうれしかったです。

高忠さんの作品もぜひ公開してください。3DCG・Shade使いは若者だけではないぞ・・・というおじさんパワーをぜひ。

投稿: SUBAL | 2008年8月 8日 (金) 23時50分

>現在日本で航空機やジェットエンジンが作られていることを知らない高校の先生も多いです。
憂慮するべき問題ですね。戦前の飛行機技術自体の成り立ちが、実は自動車・鉄道・産業機械の面白い技術のルーツになってるのですがね。
まあ、それを繰言するより、技術の語り部を作ることに腐心しなければということを思うのです。

投稿: デハボ1000 | 2008年8月 9日 (土) 00時13分

おはようございます。
思い出しました。
画像投稿機に投稿されてすぐに拝見しています。
一般に非現実か建築サンプル的なCGが多い中
SUBALさんのCGは、異彩を放っていておられました。 

ということは
自分が超音波探傷の世界に踏み込む前に
Shadeを通じてフレネルの法則や
SUBALさんの仕事と出会っていたんですねえ。
世間は、狭い・・・・・・\(^o^)/

ちなみに私のCGは、鋳物の鍋とか
世間にあっても無くてもよいようなモニュメントや
余計な装飾多き看板等でありまして
そのうちCGと完成品を見比べするブログを立ち上げて
原作者の特権でクライアントを無視して
勝手に販促しようかと目論んでおります。
その際は、ご案内させていただきます。

時期未定ゆえに
おじさんパワーは、潜伏中であります。
(=^・^=)。

投稿: └|∵|┐高忠┌|∵|┘ | 2008年8月 9日 (土) 06時02分

デハボ1000 さん 

航空機を作っている会社もジェットエンジンを作っている会社もTVコマーシャルをやりませんからね。せめて、航空会社がちびっ子向けにやっている「航空教室」のようなものを考えればよいのに・・・と思いますが。

高忠さん

そうでしたか。世間は狭いですね。画像投稿機では、エキスポランドのシャフトのCGに思いがけないコメントがついて、驚きました。
日本人のこういう事故に対する心情の一端を見たように思えました。事故の冷静な原因解明よりは、亡くなった方を慮って詳細は不問にする・・・その上で担当者に道徳的な非難を浴びせる・・・というような。この心情には、裏返しのパターンがあって、それは亡くなった方の人格を徹底的に落とし込めるという方向です。

潜伏中のおじさんパワーが炸裂する日を楽しみにしています。

投稿: SUBAL | 2008年8月 9日 (土) 07時21分

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