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応力拡大係数の翻訳命名者

破壊力学のキー概念である応力拡大係数は、英語ではstress intensity factorです。

これを翻訳命名したのは誰なのかな、と調べていたら、どうやら東北大学名誉教授 横堀武夫氏のようであることがわかりました。こちらのページ。今日の記事は、私の備忘録で、ここまで終わりなのですが、蛇足で付け加えます。

実はこの訳語、どうなのかなと以前から思っていました。

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「応力拡大係数を理解するソフト」をこちらで公開していますので、その意味がわからないという方は、このソフトで遊んでみてください。簡単な解説はこちら

語順のイメージからは「応力が増大してゆくことを示す係数」のようなニュアンスが感じ取れます。私だけかもしれませんが・・・。

英語をそのまま直訳すれば「応力激しさ係数」ですから、たとえば「応力激係数」とか、あるいは「き裂先端応力場係数」とでもしておいてくれたたらわかりやすかったなと思うのです。

追記

応力拡大係数をキー概念とする破壊力学をやさしく解説した本を出しました。「絵とき 破壊工学 基礎のきそ」(日刊工業新聞社刊)です。日刊工業新聞社bk17&YAmazon

この本の目次はこちらのページ。この本に関連したフリーソフトウエアは、こちらのページで公開しています。

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科学技術」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。確かに応力拡大係数というのは元の英語にあっていませんね。き裂付近では応力は 1/√r の特異性というのもなかなかイメージしにくい概念です。

Wikipediaの次とはスゴイです。しかし、Wikipediaの説明はずいぶんあっさりしていますね。

投稿: KADOTA | 2008年11月18日 (火) 21時22分

KADOTA さん こんばんは

テクニカルタームに限らず、訳語はセンスが必要なのでしょう。学問的に優れていたり、学会で力がある人が必ずしもよいセンスを持っているとは限らないでしょね。
応力拡大係数はそれほど難しい用語ではありませんが、初学者にとってはなかなかしっくり来ないものだと思います。
これを易しくわかりやすくすることに挑戦していますが、さて上手く行きますかhappy01

投稿: SUBAL | 2008年11月18日 (火) 22時15分

>これを翻訳命名した
御年90歳ぐらいだそうですが、知人のはなしだと非常にお元気だそうです。
ところで息子さんも材料強度研究(私のからみでは特に水素脆性破壊)の有名な研究者ですが、ご本人は「父親の名前の関係でいまだに自分の英文論文(特にASME)にはJrとつけなければならない」とぼやかれてました。

投稿: デハボ1000 | 2008年11月19日 (水) 23時12分

デハボ1000さん こんばんは

この方「材料強度学」やフラクトロジー (Fractology)という名称も作り出した方のようですね。応力拡大係数だけはもう少し工夫の余地があったのではないかと思いますが・・・。
息子さんて、横堀壽光先生でしょうか。とすると、超音波ドプラーによる血流計測で名前が出て来る方です。
東北大学は材料関係で世界的に名の通った方を輩出していますね。青葉城祉にある工学部に材料関係のある教授を尋ねていって、本多光太郎博士の肖像画が飾ってある応接室で話を伺ったことがあります。このときの話にはちょっとしたエピソードがありますので、いつかブログに書こうと思っています。

投稿: SUBAL | 2008年11月20日 (木) 00時59分

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