« Visual Basicで有限要素法による応力解析 | トップページ | V2500のモデル »

デジカメで破面写真

Cimg0612 この写真、何だと思います?

ブログのタイトルでばれてるでしょ、┐(´д`)┌ヤレヤレ

にほんブログ村 科学ブログへブログランキング参加中。ポチッと応援よろしく。

幅37mm、厚さ4.0mm、材質SS400(一般構造用圧延鋼材)の帯板の中央に直径6.0mmのドリル孔を開けて引張り試験をした試験片の破断面です。価格帯2万円台のデジタルカメラで撮影しました。

何回かの試行錯誤で撮れた写真です。撮ってはモニターで確認して・・・を繰り返しました。フィルムを使うカメラではなかなかできない芸当です。

破断面はいろいろなことを語ってくれます。ドリル孔の下方に山の裾野に雲がかかったような模様が見えますが、これなんかいいなぁ。

この写真、現在執筆中の本には使いません。しかし、この試験片の壊れ方はひとつのポイントとして登場します。応力集中と破壊という話題です。

Mises 孔の大きさ位置はずれていますが、ミーゼス応力はこんな感じ。

|

« Visual Basicで有限要素法による応力解析 | トップページ | V2500のモデル »

携帯・デジカメ」カテゴリの記事

科学技術」カテゴリの記事

コメント

>価格帯2万円台のデジタルカメラで撮影
撮影速度をどうこうしないならば、安価なデジカメでも十分ですねえ。思わず拡大してしまいました。

>破断面はいろいろなことを語ってくれます。
私にとっては酒のときのお相手になります。眺めてるといろんなことを語るみたいで。
ただし第三者からみると明らかに「危ないおっさん」だそうです。いーもんいーもん、すねてやるもん・・・・

投稿: デハボ1000 | 2008年12月26日 (金) 01時07分

デハボ1000 さん こんばんは

>ただし第三者からみると明らかに「危ないおっさん」だそうです。

私なんかも、もう立派に危ないおじさんかな。かつては、「傷ついた部品たちの博物館」構想を抱いてコレクションをしていました。傷ついた部品たちと語り合えるのですね。そろそろお前も肩肘張っていないで、いいたいことを言っちゃえよ・・・なんてね。

投稿: SUBAL | 2008年12月26日 (金) 01時22分

こんばんは。
>山の裾野に雲がかかったような模様
先生、これは文系の見方です。しかも破断面じゃないし…。でもリラックスして観察することは大切ですよね。
内径から外径へ向かって破断面の荒れがひどくなってゆく、でも応力は見掛け上、小さくなってゆく…。当たり前のようだけど面白いですね。

投稿: niwatadumi | 2008年12月26日 (金) 21時50分

niwatadumi さん こんばんは

こういうものの楽しみは、想像力を働かせて考えることですね。化石の骨から恐竜の生態を想像するのと似たところがあるかの知れません。
この山の模様、塑性変形にともなって表面から剥がれ落ちた酸化皮膜の残りなのです。つまりこの部分はほとんど塑性変形をしていないところというわけです。
動画で見ると実に面白いのです。いつか動画にとって公開して見ましょう。

投稿: SUBAL | 2008年12月26日 (金) 22時18分

破面の写真、うまく撮れるものですね。学生の教材にはこれで十分ですね。板厚が4mmなので、剪断応力による破壊が多いように見えますが、破断した時のnominal stressが書いてないのでいろいろ想像しています。
ミーゼスの応力分布がありますが、この分布と破面の状況と何か関係がありますか。ミーゼスの応力は弾性範囲の計算ですか。板の表面ですか、それとも板厚の中心部ですか。
など、想像して楽しんでいます。

投稿: K. Hirakawa | 2008年12月27日 (土) 10時53分

K. Hirakawa さん こんにちは

>破面の写真、うまく撮れるものですね。

最近のデジカメは安物でも馬鹿にできないです。デジカメで取った画像を、トリミングをしたりコントラストを調整したりはしています。私としてもお気に入りのショットです。

>破断した時のnominal stressが書いてない

ここは本の中でちょっとクイズ風に書いていますので、あえてここでは書いてていません。

>剪断応力による破壊が多いように見えますが

破断時は、縦長楕円に変形した円孔の9時15時方向にゆっくりと数mmの亀裂が入り、その後一気に破断しています。破断面にドリル孔近くを底辺にした細長い白っぽい二等辺三角形が見えますが、この頂点あたりまで亀裂が進展して、その後シェアリップを形成するように破壊したのだろうと想像しています。大変面白いのですが、今回の本ではそこまでは突っ込みませんので、ここに公開をしてみました。


ミーゼス応力の画像は、この前の記事で紹介した本のサンプルプログラムで作ったものです。弾塑性解析なんてことはやっていませんので、弾性範囲です。どこから塑性変形が開始されるかという目安程度で掲載してみました。
本をまだちゃんと読んでいませんので、勘違いがあるかもしれませんが、平面ひずみ状態の解析になっているようです。

投稿: SUBAL | 2008年12月27日 (土) 12時00分

なるほど。いかにも「かたちのココロ」ですね。

投稿: niwatadumi | 2008年12月27日 (土) 16時55分

はい、「ココロのかたち」ではなくて「かたちのココロ」なのです。

投稿: SUBAL | 2008年12月27日 (土) 17時50分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/222291/43531021

この記事へのトラックバック一覧です: デジカメで破面写真:

« Visual Basicで有限要素法による応力解析 | トップページ | V2500のモデル »