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清水の舞台と古い釘

Cimg2800 観光としてはオフシーズンと聞いていましたが、清水寺はたくさんの人でにぎわっていました。

Cimg2803 「清水の舞台から飛び降りるような気持ちで」とは、思い切ったことをしようとするときに使われる慣用句です。息子には、神社仏閣を廻る修学旅行はなさそうなので「有名どころ」のひとつとして立ち寄ってきました。「これは、とてもじゃないが飛び降りれないよね」と息子。「古典で、ここから戸板に乗って逃げた人がいるという話を聞いたけれど、たぶん作り話だね」とも。

今回の本の執筆も、気持ちとしては清水の舞台から飛び降りるという覚悟でした。正当な批判はよいとしてやっかみによるしょうもない攻撃なども出てきます。何事かをしようとすれば、自分が傷つくリスクを覚悟して思い切らなりません。精神上の話だけではなく、このような具体物でイメージできれば、体験をしていない人にも説明しやすいですね。

この歳になってもチャレンジングなことをやらせてもらえている環境には感謝しなければなりません。

ところで、清水の舞台で、古い釘を見つけました。

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Cimg2798 舞台の柱のあちらこちらに釘が打ってあるのです。

Cimg2796 かたちは現在よく使われる丸釘ではなく、断面が長方形の和釘のようです。何の目的で打っているのでしょう。よく見ると、柱にはいくつもの小さな穴があいています。

Cimg2797 1本の柱裏側に回ってみると、シロアリに食われたと思われる穴があり、その中に和釘が打ってありました。

Cimg2783 そういえば、龍安寺の方丈の床板や柱にもシロアリに侵食された跡がありました。金属の構造物では、腐食や疲労き裂に気をつけなければなりませんが、木造構造物ではシロアリ対策が不可欠なのですね。

Cimg2806 こういうところに来ても、構造に目が行ってしまうのはやはり病気かもしれません。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

こんばんは。元シロアリ駆除屋営業のniwatadumiです(笑)。
一般家屋の防蟻施工は「しろあり防除施工士」で十分ですが、文化財などには「文化財虫菌害防除作業主任者」なんていう資格も要求されたりします。これは年に1回しか資格試験がありませんから大変です。
最近は北海道もシロアリ被害が確認されるようになったとか。ご用心を。

投稿: | 2009年1月27日 (火) 22時33分

こんにちは。和釘というのはまた西洋から入ったねじとは異なる歴史があるようで興味深いです。ただ、こちらは建築学の範疇かもしれませんが。

投稿: KADOTA | 2009年1月27日 (火) 23時16分

niwatadumiさん こんばんは

そうですか、木造建築物に関する資格もお持ちですか。

>最近は北海道もシロアリ被害が確認されるようになったとか

先日テレビを見ていたら、外来種のシロアリは乾いた木材も侵食するとかで、こんなのは寒い地域にはびこらないことを願っています。

投稿: SUBAL | 2009年1月27日 (火) 23時22分

KADOTA さんこんばんは

私は清水寺の柱に打ち付けられていた釘を見つけたときに、千年の釘を鍛つという四国松山の名人を思い出していました。
薬師寺などの改修に使われているとのことですが、この名人の和釘、山口県にある木製アーチ橋「錦帯橋」の架け替え時にも使われているのです。
鋼材料という点からも興味があります。

投稿: SUBAL | 2009年1月27日 (火) 23時38分

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