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第29回検査技術研究会

昨日北海道機械工業会「第29回検査技術研究会」に出席してきました。

Cimg2853 この写真は、寺田博之氏による特別講演(『航空機の安全と非破壊検査』)のひとこまです。航空機の複合材でできた尾翼への水の混入をサーモグラフィーを使って検出する事例を紹介しています。この方法は、原理的にはきわめてシンプルです。日本の航空会社からの提案で、FAA(連邦航空局)にも認可されたそうです。

航空機材料として複合材の割合はドンドン増えています。金属とは違った複合材の損傷とその検出の問題点はすでにいくつか指摘されています。非破壊検査方法も発想を転換して考えなければならないでしょう。

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寺田さんは、JSNDIの「赤外線サーモグラフィーによる設備診断・非破壊評価ハンドブック」の監修もされています。

寺田さんは、以前にも紹介しましたが、日航機123便が御巣鷹山に墜落した事故原因になった圧力隔壁の破壊を、破壊力学的に最初に解明した方です。その後も同種の事故を起こさないための研究を継続されてきましたが、赤外線サーモグラフィーもそこに関連してくるのです。

寺田さんとは、昨晩と、今日は空港までの道すがら支笏湖温泉の露天風呂につかりながらゆっくりといろいろな話をしました。考えさせられること勉強になること、そして驚くような話もいっぱいありました。

研究会では、たくさんの仲間と会うことができました。立ち話のようなことしかできない方が多かったのですが、それぞれうれしくもあり楽しくもあり。非破壊検査をやってきて良かったなと改めて感じる良い1日でした。

有限要素法を用いた超音波伝搬シミュレーションソフトを扱っている会社の方ともお話をしました。私がこの10年来暖めている夢をほら話のようにしました。営業トークかもしれませんが、興味は示してくれました。その詳細はおいておくとして、その話の中で、その会社の方が「絵とき 超音波技術 基礎のきそ」を読んでいてくれていて、大変わかりやすくて超音波がわからない営業マンが勉強をして活用しているとお話をしてくれました。読んでいてくれていることが素直にうれしかったですね。

いろいろな意味で、干からびかけた脳細胞がふつふつと活性化してゆくのが実感できる2日間でした。

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