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「破壊工学」本 完成

日刊工業新聞社から「絵とき 破壊工学 基礎のきそ」の著者向け寄贈本が宅配便で送られてきました。包みを開けて印刷したての本を手にするのは、なんともうれしいものです。

Fractureeng 表紙は、こんな感じです。イラストは、たぶん本の中のあの絵を参考にしたのだろう、ということはわかります。力が加わり亀裂が進展して破壊する、というイメージでしょう。私としては、本の内容をイラストレーターの方が読んでくれたことがわかる絵なので満足です。イラストを見て、これは現実のかたちとしてはどのようになっているのだろう、などということは考えないほうが良いのでしょう。

全国の本屋さんに並ぶのは、来週3月23日(月)になるようです。アマゾンでもページが作られました

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本のタイトルの文字がブルーなのは、「絵とき 基礎のきそ」のいくつかある分類のうち「Mechanic Design Series」です。「超音波」本のときは、どのシリーズに入るのか編集者の方も迷ったようですが、これは最初からブルーシリーズになることは疑いありませんでした。

Fractureeng1_2 Mechanic Design Seriesはこれまで13冊が出ており、私の「破壊工学」で14冊目です。本のカバーの折り返しには、このシリーズの宣伝紹介が掲載されています。

「材料力学」と先月発刊となった「機械強度設計」が大きく扱われているのは、この本の内容から当然のことと理解できます。「材料力学」は持っています。「機械強度設計」はこれから購入して読んでみようと思います。

単行本として、2冊目です。これがこれからどのように受け入れられていくのか、楽しみです。

先日、有限要素法を使った超音波シミュレーションのソフトを扱っている会社の方と話す機会があって、その中で営業の方が、私の「絵とき 超音波技術 基礎のきそ」を読んで勉強をしてくださった、との話がありました。うれしかったですね。

本が出来上がるまでには、もちろん筆者自身の奮闘努力はあるのですが、出版社の方以外にも多くの方に支えられて出来上がるものだと実感しています。できてからは、今度は読者の方に育てていただくようになります。皆様よろしくお願いいたします。

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書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。間もなく出版とのこと、おめでとうございます。青本もこれで14冊目ですか。また、1冊お仲間が増えて嬉しいです。

投稿: KADOTA | 2009年3月19日 (木) 07時57分

おめでとうございます。
早速、アマゾンへ行って予約いたしました。

『超音波技術 基礎のきそ』の時も、
色々と素朴な疑問が解消した事を思い出します。

今回も 
素朴に期待大で
届く日を待ちたいと思います。

投稿: └|∵|┐高忠┌|∵|┘ | 2009年3月19日 (木) 17時49分

KADOTA さん こんばんは
「基礎のきそ」の中では青本の出版数が一番多いようですね。青本のラインナップに加えていただき光栄です。KADOTA さんの2冊はよく売れているようですね。

投稿: SUBAL | 2009年3月19日 (木) 23時48分

高忠さん こんばんは

有難うございます。非破壊検査屋として、私が知りたくて勉強をしてきたことをまとめました。お役に立てればうれしいです。

投稿: SUBAL | 2009年3月19日 (木) 23時50分

>本が出来上がるまでには、もちろん筆者自身の奮闘努力はあるのですが、出版社の方以外にも多くの方に支えられて出来上がるものだと実感しています。
出版時に購入することで書店に予約をだしております。(経理上からあまりアマゾンを使いません)
自分で本を出す力は無いのですが、最近分担執筆を請われいくらかしております。情けないことに、執筆寄稿はちょくちょくありますが、売れるというところでの視点、ど素人が判るかというジャッジメントは自分ひとりでは成り立ちにくく、いい編集担当との出会いとそのアドバイスを素直に受けるって大切だなと思うことが多いです。

投稿: デハボ1000 | 2009年3月20日 (金) 02時48分

デハボ1000 さん こんばんは

>売れるというところでの視点、ど素人が判るかというジャッジメントは自分ひとりでは成り立ちにくく

筆者という立場になって、本は編集者との呼吸があうかどうか、あわせられるかどうか、にかかっているという感じを強く持ちました。
浮世絵師(歌麿だったか写楽だったか)と版元つたやの話をTVの番組で見たことがありますが、まさにあの世界だなと思います。

私の場合は、KADOTAさんに紹介していただいたのですが、一昨年お目にかかった編集者の方の考えと、私が日ごろ考えていた指向が上手くあったといえるでしょう。私にとっては貴重な出会いでした。

今回の破壊工学本発刊も、きっかけはこの方との1通のメールと1本の電話のやり取りで、数時間のうちに決まった感じでした。

投稿: SUBAL | 2009年3月20日 (金) 03時26分

破壊工学の本を拝見しました。破壊に関する全般的な内容を、わかりやすく書かれており、初心者には入門書として十分に役立つ書物だと思いました。
コメントを書かしていただきますと
1.「はじめに」のところに著者が考える「破壊工学」の概念と意図を説明し、その範囲を述べてほしい。
2.内容のレベルは、大学の理工学部の学生に教えるには幼稚過ぎるので、工業高校や短期大学の学生か、文化系の社会人の入門書として最適でしょう。
3.もっと、破壊の事例 (Case study), Fractogrphyが詳しく書かれてあれば初心者にもわかりやすかったのではないですか。
4.118ページの車軸の荷重のかかり方は全く反対で、誤りです。

投稿: K.Hirakawa | 2009年3月23日 (月) 09時02分

K.Hirakawa さん こんばんは

早速のコメント有難うございます。

1.ありそうであるようでないような「破壊工学」を表題にする以上、その定義と範囲を明確にするのが順当でしょう。ずいぶん迷いましたが、今回の本ではあえてそこに踏み込みませんでした。私の考えはもう少ししたらこのブログに書くつもりです。範囲として私が考えているのは、おおよそ目次と同じです(でも本当はもう少し広いのでしょう)。

2.幼稚とは手厳しいですね。大学の教科書を書く気は最初からありません。それならすでに出されているいくつかの本があります。それらをまとめることは私の任ではありません。専門家からの「幼稚」というおことばは、甘んじて受けます。私が恐れているのは、読者からの「難しすぎる」という反応です。

3.事故事例はもっと書きたかったですね。書いてあった原稿からページ数制限から数件削りました。

4.118ページの絵は車軸が一回転することによって引張と圧縮の繰返し応力が発生することを説明するためのものでした。確かに、ご指摘のように、トロッコなどの一部の例外を除けば大部分の軌道車両では車輪の外側に荷重がかかるようになっていますね。増刷のときにでも一般的なかたちのものに直すようにしたいと思います。

投稿: SUBAL | 2009年3月23日 (月) 22時55分

はじめまして、tsunodakoと申します。
いつもブログは拝見させていただいています。
本は書店で見かけて、買いました。

私はいわいるシミュレーション屋やっています。
結局は、シミュレーションで信頼性評価するので、破壊力学は避けて通れず、それなりに勉強してきたつもりでいるのですが、
専門書は数式が多いこともあり、読んでも100%理解しているとはとても言い難かったです。
この本はもう一度基礎から勉強しなおすのにちょうどよいと思っております。

投稿: tsunodako | 2009年3月26日 (木) 23時32分

tsunodakoさん こんばんは

貴ブログは、科学ブログランキングでお見かけして何度か訪問していました。面白いテーマを粘り強く取り上げていますね。

>本は書店で見かけて、買いました。
>この本はもう一度基礎から勉強しなおすのにちょうどよいと思っております。

このような読まれ方もあることを知って、とてもうれしいです。有難うございました。

この本では、専門書が当たり前のこととして説明を省略していることが多い材料モデル(完全弾性体とか弾完全塑性体とか)を簡単に図解をしています。数式の前提になっていることを知らずに、数式の展開を追ってゆくとあるところでわからなくなることが私にはありました。

線形破壊力学で小規模降伏条件がなぜ出てくるのか、について書いていない専門書も見かけます。応力拡大係数導出の前提だと思うのですがね。専門家でもこのあたりがわからず混乱した議論をしているのを見かけることもあります。

あとがきに、専門化され細分化されているいろいろな分野の専門家がお互いを理解をして協力しあうことが必要、と書きましたが、そこにはコンピュータを使った「シミュレーション屋」さんも入るのだと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。

投稿: SUBAL | 2009年3月27日 (金) 00時35分

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