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絶滅品種遊具の復活

私の新しい本「絵とき 破壊工学 基礎のきそ」の第7章は「破壊を未然に防ぐ技術」として、航空機と発電所に加えて公園遊具を取り上げています。これはブログ仲間の271828さんの協力を得て書くことができました。自分で言うのもなんですが、この取り合わせは面白いと思います。

“リスクを適切に管理してハザードを除去する”という考え方で公園遊具の安全管理が行われていますが、公園遊具のうち運動エネルギーが大きく子供たちでは制御が難しく致命的な事故が起きる可能性のある遊具は撤去が推奨されて、ドンドン消えていっています。その代表が遊動円木です。絶滅間近の遊具といえるでしょう。

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遊動円木は、私が通った小学校の中庭にもあってジャングルジムとともに人気のある遊具でした。確かにスリリングな遊具で、遊ぶにはある種の緊張感が伴いました。スリリングだからこそ面白い、という面があったのだと思います。

でも1500人ほどが通う小学校で、毎日子供たちが遊んでいましたが、大きな事故が起きたという記憶はありません。それでも10人を超える子供たちが乗って勢いよくゆれている遊動円木の下に子供が入って、その子供を直撃したら場合によっては死亡事故になりかねないことは、容易に想像できます。

このため、遊動円木は撤去が推奨される遊具に指定されているのです。私の本にも、271828さんから提供していただいた昔懐かしい遊動円木の写真が掲載してあります。

で、この遊動円木を危険要因を排除して復活させようというプロジェクトが進行していたのです。私もチラッと聞いていました。これが、このたび公開されました。日本科学未来館の催しの中でのようです。こちらに動画も公開されています。

こういうプロジェクト、痛快ですね。

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コメント

SUBALさん おはよう

記事の紹介ありがとうございます。遊動円木、回旋塔、箱ブランコは今や絶滅危惧種ですが、シーソーも準絶滅危惧種かも知れません。
科学未来館でシーソーを展示しましたが、シーソーの遊び方を知らない子どもがいて驚きました。あの回転シーソーは直ぐには製品化出来ませんが、シンプルで楽しいシーソーを提供したいと思っています。

試作品の遊具2点は昨晩、お台場から六本木の森ビルに移動しました。危険学プロジェクトでお披露目するためです。私もこれから六本木ヒルズに向かいます。

投稿: 271828 | 2009年3月22日 (日) 05時22分

271828さん こんにちは

ついにベールを脱いだという感じでしょうか。
機構部分を覆っているのが透明なプラスチックというのが、男の子的発想ですね。正規の遊びに飽きたら、メカに興味を持つ子供が絶対に出てくるでしょう。安全面を考えたら、こういうメカ部分は隠れたところにあったほうが良いのでしょうが・・・。

投稿: SUBAL | 2009年3月22日 (日) 09時55分

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