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全部門レベル3復活?

今年3月に再認証期限が来ていた非破壊検査資格の渦流探傷レベル3の資格、更新手続きの期限(昨年12月)を勘違いしてしまって、期限以内に手続きをしなかったために流してしまいました。
現在、JIS Z 2305(ISO9712準拠)による非破壊検査資格は、超音波探傷(UT)、放射線(RT)、磁粉探傷(MT)、浸透探傷(PT)、渦流探傷(ET)、ひずみ測定(SM)の6部門があり、それぞれレベル1~レベル3(レベル3が最も難しい)があります。現在およそ7万の登録数があるそうです。
私は、6部門すべてのレベル3を持っていました。何年か前に聞いたところによると、全部門レベル3を持っているのは全国で20人程度とのことでした。働きながらほとんど独学で勉強しましたから、大変でした。その勉強をやりきったことが私のひそかな誇りでした。
私のうっかりに責任があるとはいえ、手続きミスでこの資格を流してしまうことは残念でなりませんでした。

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ある雑談の中で、この件をぼやいていたら、やむをえない理由があれば遅延を認める場合がある、という話を聞きました。
さっそく、JSNDIの事務局から遅延届けの書類を取り寄せて認証委員会あてに提出しました。このたび「今回に限り認める」との書類が届きました。
調査書を提出して、資格登録手続きをする必要がありますが、どうやら復活しそうです。
レベル3を流してしまうと、無資格者と同じになり再び有資格者になるには、レベル1からの教育訓練を受けて試験を受けなければなりません。最低でも2年、費用も数十万円かかりそうです。ついこの間まではレベル1・2・3を受けようとする人に教育訓練をできる立場であった者が、新たにレベル1の教育から受けなければならなくなるのです。
モチベーションが沸いてこないなぁ、と思っていました。
とりあえず良かったよかった。

追記:水泳の種目ではないので「全種目」ではなく「全部門」が正しいので訂正をしました。

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コメント

6部門レベル3はそんなにすくないのですか。
働きながら苦労して取得したことは私も同じ「ひそかな誇り」です。
検査会社に所属しているので更新手続きに関しては必ず会社から連絡がくるので手続きミスはほとんどないと安心しています。
会社の手続きとはいえ人のやることですから今後は自分でも気をつけようと思っています。
これに関連して思い出すのはJSNDIが総合管理を廃止しようとしたときのことです。
総合管理の前の特級に時代に資料もなく自分なりに苦労して試験対策をつくり、面接試験でかなり苦労しました。
とくに、会社の業務がその当時は建築鉄骨が多かったため、面接を行なう人が必ずしもその当時の建築鉄骨でのNDTの現状や課題を知らず、「建築鉄骨の検査なら超音波部門だけで他部門は不要だよ」などの言葉ももらいました。
その当時の建築鉄骨でも、UTだけでなく、外観検査をどのようにするのか、溶接技量試験・確性試験でRT、パイプトラスや欠陥の確認でPT、表面の割れ検出でMT,ET、実大の鉄骨での加力試験でSMと状況に応じて非破壊試験を幅広く用いていました。(それ故に特級を受けたのですが)
個人としても会社としてもかなりの時間と費用をかけたのですが、5年くらい前(もっと前かもしれません)、その総合管理をJSNDIが一方的に廃止する言い出したのには驚きました。
JSNDIに電話で何度か話をしても(といっても事務局への話となりましたが)納得のいく状態にならず、電話で「一方的に廃止するなら訴えて損害賠償を求める」とまで言いました。
そんなことを思うと今回の救済措置があることは資格者のことを考えてくれていると思えることです。(JSNDIを少し見直しました)

投稿: Ikegaya | 2009年7月31日 (金) 06時53分

>6部門レベル3はそんなにすくないのですか。

何年か前の情報ですので、現在は変わっているかもしれません。総合管理技術者は全国で100人弱と聞いていました。すべてレベル3を持っていたけれど私と同じように手続きミスで流してしまったという人も知っています。

>更新手続きに関しては必ず会社から連絡がくるので手続きミスはほとんどないと安心しています。

以前勤めていた会社では資格関係は会社が管理していましたから良かったのですが・・・今は個人管理になっています。

私は、特級が総合管理技術者に変わった最初に受験しました。筆記はともかく、面接では「こんなことも知らんのか」といった調子でほとんど罵倒でした。これは落ちたなと思っていました。ところが、その試験で一発合格したのは私一人だけだったと後に聞きました。成績としてはトップだったということです。合格した私であの調子でしたから、不合格だったひとにはもっとすごかったのでしょうね。
すべての部門のレベル3と総合管理技術者を取る過程でいろいろな問題意識がわいてきました。
レベル3でようやく応力集中が出てくるが、実際の破壊にどのように関係するのかはテキストや講習会でも明確ではなかった。
総合管理技術者の勉強で破壊力学が出てくるけれど、これも実際の破壊とどう絡むのかが分かりにくいものであった。練習問題が無限平板か球形タンクの板厚貫通亀裂の評価であったことに、なんだろなと思いました。
それでも、非破壊検査技術の管理ということも含めて、その後いろいろと考えていくきっかけになったことは確かです。現時点での私なりの答えが「破壊工学」本でもあります。

>今回の救済措置があることは資格者のことを考えてくれていると思えることです。

そうですね。私もこんな救済措置があるなんて想像もしていませんで、あきらめていました。自ら願い出た人に対して対応しているのでしょう。こういう事例があることをお知らせする意味で、ブログ記事にしました。

投稿: SUBAL | 2009年7月31日 (金) 18時30分

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