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軸の破断したがわにはテーパ部はなかった

科学技術振興機構の「失敗知識データベース」に記載されていた破断原因の分析は間違っている事を前の記事にしました。失敗知識データベース事務局にメールをしたところ、検討していただけるとの返信をいただきました。

Expoimage10_3 設計図面の読み違いだと思うのですが、ちょっと分かりにくかったですかね。設計図に示された軸の形と実際に事故を起こしたコースターについていた軸の形が違っていたはずなので、保管していた画像を調べてみました。

やはり違っていました。どこかの時点で設計変更がされたと考えられますが、その理由はわかりません。

実際に取り付けられた軸の破断したがわにはテーパ部はないのです。テーパー部を使って締め付ける事になっていなかったのは明らかです。

Expo2image10 実際に取り付けられていた軸の形は、事故のあとエキスポランド側が示した軸の写真が報道されていまして、それを保管していたものもとにCG化したものです。

Expoimage10_4 ボルトは、ナットを回して締め付ける事で軸が伸びてその弾性(軸力)で締まります。エキスポランドのコースタ軸でナットを締め付ける事で伸びる箇所はどこかといいますと、私の解釈は左図の赤いラインの部分です。
それ以外の解釈ありますかね?軸が伸びる範囲はおよそ40mm、ねじ径の40mm弱、そうするとねじピッチは4mm程度でしょうか。ほんのちょっとで緩むというねじになっています。
私は、キャッスルナットとコッターピンの組み合わせで、ピンが折れない限り振動によってたとえ緩んでもナットが外れる事は無いとの「安心感」から、締め付けが緩くなる事にまずいという感覚が失われたのであろう。締め付けの緩みと疲労破壊について知識がなかったことが、この疲労破壊の直接的な原因ではないか、そう推測しているのですが・・。
そうなる遠因は・・・・この記事では控えておきます。この間の一連のブログ記事に書いてきた事の繰り返しになるからです。

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ますますマニアックな記事になっていますが、応援してくださる方もいらっしゃるようです。有難うございます。

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