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ABSと違和感

今日もアイスバーンを運転して通勤をしてきました。車を運転しながら考えたのは、昨日の記事の事です。いったいことの真相はどこにあるのか。
私は今の車のひとつ前の車を購入したときに初めてABSを装備しました。十数年前です。FF社にする事とABSをつけることは決めていました。オプションで10万円ぐらいしたと思います。
春に車を購入したのですが、夏道ではABSは役に立つ事はありません。11月下旬だったか、札幌の病院に入院していた義父の見舞いに行く途中で、ABSが初めて作動しました。ガガガガガと引っかかるような振動が伝わってきました。機械を操作して、「かすかな異常音をいち早く察知するように」と言われて仕事をしてきたものにとってはその音は見過ごす事のできない種類の音でした。

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ディーラーに電話をしたら、しばらく私の話を聞いていわく「それはABSが正常に作動した音ですので、心配する必要はありません」とのことでした。
確認のためアイスバーンのある安全な広い路面(職場に滑走路とランウェイという絶好の場所があるのですね)で思いっきりスリップをしてみたら、制動距離は明らかに短くなっているばかりでなく、スリップした状態でハンドル操作がある程度利くことが確かめられました。これは手放せないと思いました。
トヨタの問題に戻りますが、なぜプリウス全車にABSをつけたのですかね。報道を見るとオプションではなかったように聞こえます。それは、アイスバーンでなくてマンホールで滑ったぐらいの事ではたいした問題ではないでしょう。私は、アイスバーンを走る事を想定しない車にABSは必要ないと思います。
なぜABSがオプションではないのか、そこに電気自動車もしくはハイブリッド車が寒冷地仕様として確定する際の大きな問題点がありそうと思うのはピントが外れていますかね。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

こんにちわ。
ABSに関してSUBALさんと考えが異なります。
全車にABSを義務づけた方が良いのではと思います。
理由は以下です。
人生の中でアイスバーン以外でABSに助けられたことが何度かあります。
そのいくつかの例は以下です。
(1)片側1車線の道路で対向車線から突然車が出てきてフルブレーキを踏みましたがぶつかる直前にたまたま左側に空き地がありABSのおかげでハンドルを切ることができ空き地に逃げることができました。
(2)雨上がりの日に青信号で普通に交差点に侵入したところ信号無視の車が入ってきてフルブレーキを踏んだのですが横断歩道のペイントで滑ったにもかかわらずスピンせずに減速できて相手の車にぶつからないで交差点を通過できた。(昔の横断歩道のペインティングは井桁形になっていた)
(3)雨の高速道路で前方で事故が発生しフルブレーキを踏んで事故が発生していない車線側に逃げることができた。
ABSのない車に乗った時には(かなり昔の話ですが)、表現的にはかっくんブレーキでとても怖くてフルブレーキを踏めませんでした。ABS無しの車で実際に公道上でフルブレーキを踏んだことはありません。(ABS無しの車に乗っている時間が短いのでそのような事態に遭遇しなかったこととカートでの経験からフルブレーキでのスピンを何度も経験していたからと思います)
人によっては、アイスバーンを走ることがなければ、一生ABSの動作を感じることがないのかもしれませんが、究極の事態では絶対に必要と感じています。
ところで、「ががが」(私の表現ではぶぶぶ)となっているときだけABSを実感するのですが、実はそれ以外のときでもABSが動作していてるということはないのでしょうか?
フルブレーキでなくともそれなりのブレーキを踏むとタイアが滑る前に瞬間的に制動を緩めることはないのでしょうか?(その場合にはABSを実感する音がしないと思いますが)
そんな存在を感じさせないABSなら素晴らしい技術だと思います。

投稿: Ikegaya | 2010年2月11日 (木) 06時54分

Ikegaya さん

ABSを装備したほうがより安全になることには何の異論もありません。法律で全車装備が義務付けになる議論があるとしたら、それに反対しようとも思いません。それが、車の安全に対する社会的合意ということですから。
ただ、安全対策は回避できる危険の危険度とその頻度に対するコストとの兼ね合いという面があると思います。
私自身は、十数年ABS装備車に乗っていますが、アイスバーン以外でABSのおかげで危険を回避できたという場面には遭遇していません。経験からの判断でしかありませんが、現状でABSはオプションという状況も受け入れ可能な範囲と思っています。
このあたりの事を考えるときにいつも思うのは、すべての車道に中央分離帯があれば正面衝突事故は皆無に近くできるのに・・・ということです。私のいとこがアイスバーンで対向車線にはみ出して対向車に衝突して助手席に乗っていた奥さんが亡くなりました。とっさのときに運転者には事故防衛本能が働く。そう考えたときに生き残ったいとこの心中を考えると、たまらないものがあります。私は、よほどのことがない限り助手席には人を乗せません。運転暦40年になりますが、助手席がつぶれるような事故は起こしていません。それでも助手席には人を乗せないようにするという法律ができそうになったら、私は賛成します。
一般道だけではなく、北海道の高速道路には、1車線対面交通で中央分離帯なしという箇所があるのです。深川-旭川間です(しばらく行っていないので改修されているかもしれませんが・・・)。もしも、対向車線から大型トラックがはみ出してきたら、下の国道では道路を飛び出して逃げる事ができますが、路肩はフェンスですから、逃げようがないのです。仮にここで衝突事故が起きたとして、中央分離帯を設置せずに高速道路として使用させていた道路管理者もしくは設計者にその責任を問う事ができるのでしょうか。
私は、夏はともかく、冬は深川で降りて一般道を使うようにしていました。アイスバーンになる可能性がある状況下であの道を時速80キロ以上で走る気にはとてもなれません。

プリウスは高級車(?)だから、一般車とは違いABSを標準装備にした、ということなのでしょうか。疑り深いおじさんは、そこに電気自動車(もしくはハイブリッド車)のブレーキシステムの技術的未成熟の問題を感じるのですが、的外れかな?

投稿: SUBAL | 2010年2月11日 (木) 12時04分

>そこに電気自動車(もしくはハイブリッド車)のブレーキシステムの技術的未成熟の問題を感じるのですが、的外れかな?
このタイプのブレーキはブレーキバイワイヤーという形で鉄道の制御に近いのですが、どうしても間に制御因子が入りやすいと、今のABSシステムを入れるとしても(従来型のブレーキより)コストアップがかなり少なくてすむというところはあるのかもしれませんねえ。

投稿: デハボ1000 | 2010年2月11日 (木) 22時59分

なるほど、電車のブレーキシステムですか。その当たりはよくわからないのですが、電気系のほうがABS的なものを作りやすいような気がするのに、なぜ油圧系のブレーキにしてABSを作動させるようにしているのかな、とも思っていました。

投稿: SUBAL | 2010年2月11日 (木) 23時37分

電気制動では最終停止や停止した際の確実な停止が極めて不安定というからです。(架線電圧の変動で制動距離が変わるなど、ロジックで追いかけることになります。また鉄道は勝手に線路以外に入ることはないので、位置から制動の仕方をデータとして作りこんで記憶させる場合もあります)で、鉄道の場合は空気圧縮機を併用し(バスとかでも使うことがある)ますが、乗用車の寸法ではブレーキシリンダーが設計できないこともあります。
もっとも現行のものも過渡的なところはご明察のとおりと考えます。

投稿: デハボ1000 | 2010年2月12日 (金) 01時40分

ご無沙汰しております。
はじめてABSの反動音?動作感!を足に受けたときは思わずブレーキから足を外しました。ずいぶん前のことですね。
今では、寒冷地なら標準装備されているのではという印象をABSに持っております。と思いつつ、平常時に限った話なのかもしれませんが、やはりABSに頼らず基本は昔ながらのポンピングブレーキです。

仕事柄、安全よりも政治が優先された単線高速道路を全国各地で走行してまいりましたが 私の札幌への通勤路!でもある旭川ー深川の区間に限っては、四車線化されてしばらく経っております。
そういう意味で以前よりはご安心頂けると想像いたしますが、深川以南から走行してきますと、急に気候が違うと感じられる路面であることは同じですから、より走行に注意すべき区間であることは変わりません。

プリウスのブレーキ問題については過渡的な致命的ではないが手を出すべきではない初物だった!そんな印象を受けました。
いずれにしても積雪寒冷地と数センチの雪で雪害となる地域とではABSに対するイメージが違うように感じられます。

投稿: └|∵|┐高忠┌|∵|┘ | 2010年2月13日 (土) 07時44分

デハボ1000 さん

電気制動で、ABS機能も含めて油圧ブレーキと同等かそれ以上のブレーキ性能を出せるしくみを考えついて実用化できたら、大もうけできるのかもしれませんね。

投稿: SUBAL | 2010年2月13日 (土) 08時06分

高忠さん

ほとんど私と共通体験・共通感覚ですね。
プリウスのリコール問題で、報道されたりネット上の議論を読んでいると、ABSの実際の作動を知らない人が多いなぁ、という感じを持っていました。たとえば、ABSの作動だけで1秒もの空白はありえないことが分からないような議論がまかり通っている。
そうですか、旭川-深川間は4車線になっていますか。しばらく車では行っていないのと、行ってもその間は国道を走ったのかもしれません。

投稿: SUBAL | 2010年2月13日 (土) 08時14分

デハボ1000さん

 電気制御は最も細やかな制御ができると思っていましたが、細やかさと滑らかさ、安定性は別の事ですね。良い考えをいただきました。

高忠さん

> 積雪寒冷地と数センチの雪で雪害となる地域とではABSに対するイメージが違うように感じられます。

 そうなんでしょうね。私は、凍った地面を年に数回しか走る事がありません。ですから慣れない数回の極度の緊張を、ABSは少しだけ救ってくれます。

SUBALさん

 電気制動ブレーキ、大もうけできるでしょうか。ブレーキが効かない話でついでに思い出しましたが、走行中にエンジンが停止してしまった時のハンドルの重さも、なかなか恐ろしいものですね。

投稿: Husigidou | 2010年2月13日 (土) 23時35分

>電気制動ブレーキ、大もうけできるでしょうか。

巷間言われている「やがてガソリンを使ったエンジン車は電気自動車に置き換わる」という説を前提にしたたわごとですが、果たしてそうなるのかどうか。

投稿: SUBAL | 2010年2月14日 (日) 08時46分

> 果たしてそうなるのかどうか。

 そうですね。SUBALさんの問いかけで、この課題の面白さに気づきました。
 興味深く見続けたいと思います。

 話は逸れますが、バイクはどうなるでしょう。早朝の新聞配達のバイクはぜひ、電気動力にして静かに走ってほしいと思うのです。子供が小さかった頃、ようやく子供を寝かせつけた母親がバイクの音で目が覚めてしまう。これをなんとか。ブレーキに回生は要りませんから。

投稿: Husigidou | 2010年2月14日 (日) 11時53分

バイクはあの振動と音が無いとバイクではないという人もいるでしょうね。

投稿: SUBAL | 2010年2月15日 (月) 03時23分

バイクの振動と音。私もそれを思いながら書きましたが、youtubeにはelectric motorcycleが案外出てきます。ホイールにモータを組み込んだ特別なものを除けば、チェーン音らしいものが目立つのが面白く思いました。エンジン音のマニアには、10Hzくらいの加振機と100W音源付バイクになるんでしょうか。
ハイブリッド車はほんの少ししか運転した事がないんですが、年を経て古くなればモーター走行時には、ベアリングや諸々のガタガタ音がとても耳につきやすくなるように思いますがどうなんでしょう。これは異常に気がつきやすくて、安全に貢献すると思います。たまに友人のトヨタ車に乗せてもらうととても静かですが、この遮音による静けさとはまた違ったものでしょうから。

投稿: Husigidou | 2010年2月16日 (火) 20時27分

車が静かなのはいいのですが、静か過ぎるとかえって危険だということを最近体で感じています。
狭い東京の住宅地の路地なのですが、背後からプリウスに近づかれてもまったく気がつきません。

ABSのニュースですが、当初は「しっかりと踏み込まないと回生ブレーキから油圧ブレーキに切り替わるときに数十ミリ秒のライムラグが生じる」といっていました。
ABSは本来しっかりと踏み込まないと作動しないものであるはずです。
それは仕様どおりの働きをしているのであり、ユーザーの責任であると感じておりました。

過去にアメリカで床のマットがアクセルペダルに引っかかり、ペダルが戻らなくなるという報道がされていました。
これもユーザーの責任ですし、仮にペダルが戻らなくなったらニュートラルにシフトすれば駆動系は切り離されるために停止することができるはずです。
自動車教習所でも習うはずのことなのです。
自動車は何から何まで親切にしすぎたため「トラブルがないのが当たり前」になっている気がします。
ソビエトだったか東ドイツだったか定かではないですが、運転免許を取得する際には自動車整備の知識が必要になるようです。
日本もそうしたらいいと思います。

投稿: たけひろ | 2010年2月23日 (火) 23時14分

モーターで動く自動車が、静かなことがトラブルになるというのは開発当初には気づきにくいでしょうね。
タイムラグは1秒と数十ミリ秒ではずいぶん違うと思います。
また、踏み込むということも、ブレーキが利いてアイスバーンでロックしてからなのか、それ以前なのかで事情はずいぶん違うと思います。
どちらなのでしょうね。
この手のニュースで気をつけなければならないのは、「電子レンジにぬれたペット猫を入れて乾かそうとしたら死んでしまった。」としてメーカーの責任を問うような話なのか否か、というあたりを見分けることだと思います。
今回のリコール問題では、技術的な説明をするのをあきらめているように見えることです。
いえない都合があるのか、消費者に技術的な説明をする事は無駄だと考えているのか、どちらなのでしょう。

>運転免許を取得する際には自動車整備の知識が必要になるようです。日本もそうしたらいいと思います。

これは、車の免許が取りにくくなって交通渋滞を解消することにつながるでしょうが、多分真っ先に自動車メーカーが反対するでしょうね。

投稿: SUBAL | 2010年2月24日 (水) 02時31分

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