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ジュンク堂と検査技術研究会

 昨日は北海道機械工業会検査技術研究会に出席するために札幌に行きました。久しぶりの札幌です。
 研究会のまえに、ジュンク堂北海道店に寄ってきました。田舎町に住んでいると、本屋の貧弱さがある種のフラストレーションになるのです。ジュンク堂は、大日本印刷の資本参加に入って通販部門を拡充するとともに、各地方に大型店舗を展開しています。

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 北海道では、札幌の中心部に老舗デパートのまるいの南館の地下2階から4回まで6フロアーを借り切って、ほとんどジュンク堂のビルという様相です。

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 地下1階が医学と理工系のフロアーで、さすがにおいてある本も多いです。こうした本に囲まれていると、豊かな気分になります。
 ジュンク堂のHPで目を引くのは、それぞれの本のページに現在その本がどこの店においてあるのかが分かるようになっている事です。たとえば、私の「破壊工学」、札幌店には置いてある事が分かります。ネットで買っても良いし、近くにいったなら店頭でも買える、購入者が選択可能な情報を提供しています。多分、北海道ではここでしか手に入らないだろうという面白い本を購入してきました。近々紹介します。

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行くと、ちゃんとありました。合計3冊。

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「超音波」本もHPではあることになっていましたが、現場にはありませんでした。売れたのでしょうか。
研究会では、まじめに2件の発表を行ってきました。今年は30周年ということで、記念誌が配布されました。

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30年で延べ発表件数が、261件。私のところは第18回から発表をはじめて、19件。事業所別の発表件数では、第4位。惜しくも銅メダルは逃したというところです。
私の発表の予稿ページです。

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中はカラー印刷で、きれいです。

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北海道の研究会はレベルが低いという人もいます。何を持ってレベルが低いというか、少なくとも難しそうな事を喋っていればレベルが高いわけではない、とは思います。私の感じは、最も泥臭い研究会である事は間違いなくて、そこで「もっと学術的で高級な研究を」という声よりは、「もっと泥臭く、色々なアイデアや試行錯誤を含めて発表でききる場へ」ということがいわれる雰囲気が私は好きです。

私のような、小さな実験やちょっとしたアイデアのソフトウエアを発表しても、そう大きく浮きはしない。ここが良いところですね。
30年を振り返って、苫東備蓄の建設を前にして、本州業者が乗り込んでくることに対抗して北海道の検査技術のレベルアップを目標にして始まった研究会ですが、今では本州に乗り込んで仕事をしている企業も出てきて、当初の目的は達成したといえると思います。

祝賀会の最後に、長岡北大名誉教授が立って「苫東石油備蓄基地は、零下25度にもなる寒冷地に直径82m容量11万KLの地上タンクを建造し維持していく世界的にも例を見ない難事業だったのだ。そういう意味では、本州企業だって経験を持っていなかった。水島コンビナートの事故のあとでもあったし、非破壊検査では10mmの亀裂は間違いなく検出する必要があると破壊力学的な検討から導いて、そのための検査は道内企業が意識を持ち研鑽する事で、可能との結論でこの研究会が動き出したのです。」と説明をされました。

破壊力学の研究者とともに検査技術者が研究会をはじめ、溶接を主に行う鉄骨部会との共催を続ける、全国的にもユニークな検査技術研究会として続いてきた、この事は胸を張って良い事だと思います。

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