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IRCヘリ 修理完了

 今日は卒業式の代休で、久しぶりにゆっくりしています。
いくつかの溜まった仕事を片付けて、IRCヘリの修理をしました。
直径2mm硬質プラスチック製の丸棒、高速回転による遠心力を受け、壁等への衝突時には衝撃的な曲げ荷重がかかります。生半可な接着ではすぐに壊れてしまう事が予想できます。
用意したものは、シアノアクリレート系の接着剤、エポキシ系接着剤それに炭素繊維です。

Cimg3771シアノアクリレート系接着剤は、他メーカーではアロンアルファと呼ばれている瞬間接着剤です。キャップに筆がついているのが使いやすいかなと考えて購入しました。シアノアクリレート系接着剤は、接着面を密着できた場合には高い引張り強度がありますが、衝撃的なせん断力がかかると意外なほどあっさりと壊れます。ですから、この接着剤をメインにするわけにはいきません。

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エポキシ系の接着剤をメインにしようと考えましたが、この接着剤は硬化に時間がかかります。少なくとも15分程度保持しておかなければなりません。今回の部品は、長時間安定して保持するのが難しいかたちです。
そこで、シアノアクリレート系接着剤で付けておいて、エポキシ系の接着剤と炭素繊維で補強しようと考えました。部品の破面が多少凸凹がありましたから、シアノアクリレート系接着剤でつけるのはほぼ一発勝負です。慎重に破面を確認して、うまくついたかに見えたのですが、触っていたらほとんど力がかかっていないにもかかわらずポキッと折れてしまいました。残念ながら、この作戦失敗。

エポキシ系の接着剤のみを使う作戦に変更。手近のものを使って何とか「冶具」を作って、まず棒同士を接着しました。
次に、炭素繊維を10mm強に切って軸長手方向に接着します。

Cimg3774

その上から包帯を巻くように炭素繊維を巻きつけました。それまではプラスチックの棒でしたが、炭素繊維で補強しましたから炭素繊維強化プラスチック(CFRP)になったといえるでしょうか(笑)。

出来上がりはこんな感じです。

Cimg3773

少し繊維が出ていますが、十分乾燥してから整えます。

強度が保てるのか、テストフライトは24時間以上経過後です。左右のバランスが崩れている可能性あるのですが、これもテストフライトで様子を見ます。回転中心に近い部分なので、重量バランスへの影響が小さい事を期待しつつ・・。もし、バランスの崩れが無視できないほど飛行に影響するようだったら反対側にも炭素繊維とエポキシで「補強」をしようと考えています。

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