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「失敗知識データベース」は何を間違ったのか?

 先週記事にした件ですが、今日現在まで、「失敗知識データベース」もしくはデータ作成者からの連絡はありません。
 エキスポランドのジェットコースター車軸破断事故について、「失敗知識データベース」では「テーパーとねじの組み合わせの構造は、いつかはゆるみを生じ、事故に至る(設計が不適切)。」としています。ここが事実誤認であると指摘しています。
 「失敗知識データベース」に掲載されている図は次のものです。

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 ポンチ絵としても不思議な絵ですが、このデータ作成者の頭の中ではこうなっているということでしょう。

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 次の図は、複数の情報を元に破断した車軸図面を再現したものです。情報源をここで明らかにすることはできませんが、ガセネタではないと私は判断しています。

 

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 「失敗知識データベース」の図とは左右が逆転(視点が前後)してます。空間(空色着色部)と読めるところを「ブラケット」と誤読をして、そのテーパー部で締め付けていると判断しているようです。そんな構造に本当になっているの?という疑問がわかなかったのでしょうか。
 「失敗知識データベース」では、これが事故原因であり「設計が不適切」と断言しているのですから、瑣末な事実ではありません。
 仮に私の指摘が間違っているのだとすれば、私の示した図面がガセであるか、図面の読み方が間違っているかを言えばよく、そう時間のかかることではないはずです。設計が不適切だというからには、少なくとも図面を確認しているのでしょうから。「失敗知識データベース」のデータ作成者が実物を確認していないことは明らかなのです。実は、破断した車軸は設計図面ではテーパーになっているところがありましたが、どこかで設計変更があったらしく、実際に破断した軸にはテーパー部はなかったのです。こちらの記事。したがって軸のテーパー部を使って締め付ける構造になっていなかったのは明らかなのです。私としては議論の出発点として、事実の確認をしたかったのです。それがこんなに時間がかかっているのはなぜなのか、不思議でなりません。

 ちなみに昨年11月のメールには私の再現図を添付してあります。

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