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母校

 母校と親しみをこめて呼ぶことができる条件は何だろう。自分にとって良いことがあったとか逆に悪いことがあった、単純にそういうことではないように思います。
 誰でも似たようなものかもしれませんが、私にとって高校時代は、不安や期待、自分は何ができるのかまたできないのか、大きく揺れ動いた時代であり、振り返るとそのころ出会った人・出来事・読んだ本・飲んだコーヒーの味などなどがその後の人生に影響を与え続けた時代でした。そういう意味で自分にとってルーツ、母なる場所です。

 クラス会の翌日、何人かと母校(釧路湖陵高校)へ行きました。我々が通っていたところから移転をしていて当然校舎も新しくなっています。旧校舎の詳細な模型が作られていることを知っていましたので、休日で突然でしたが、見せてくれないかと頼んでみました。断られてもともとと思っていましたが、すんなりOKをしていただきました。

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 実に良くできています。屋上のコンクリートの目地まで再現されています。石炭置き場から灰捨て場まであります。相当の手間と時間がかかっていることは一目で分かります。同級生とわいわい楽しいひと時を過ごしました。

 誰が作ったのかは知りません。対価だけを考えてはこういう作品はできないと思います。

 この模型が置かれているのは、同窓会館です。今回初めて中に入れてもらいました。卒業生で著名な建築家の設計だと聞いています。ノアの箱舟を模したそうです。私はこのような奇をてらった外観は好きではありません。でもこれは好みの問題です。
 中に中二階があるのですが、「2階には上がらないでください」と最初に注意を受けました。

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 この階段と手すりを見たとたん、こりゃだめだと思いました。意匠は好き好きですが、基本的な安全対策がおろそかにされた設計は設計とはいえません。

その手すりには驚くべき張り紙がしてあります。

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「2階は 10名以上乗ると なんと床が落ちます」。「なんと」というフレーズに、ここを管理する人の憤りがにじみ出ています。

こんな馬鹿な設計がいまどきまかり通っているのですかね。設計した卒業生は故人となっているようです。故人の意思は確認できないとしても、このような不名誉なものが残ることをよしとはしないはずです。

少なくともこの階段は取り外して「2階」ではなくて飾り天井とすべきです。

一人の卒業生として強く主張します。

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コメント

こんにちは。北海道ではそうとう名門高校のようですね。この同窓会館もいろいろな意味でスゴイです。

投稿: KADOTA | 2010年8月11日 (水) 14時11分

道東という範囲では旧制中学の流れを汲んでいて、名門といえるのかもしれません。我々の時代は、一応進学校といわれながら実にのんびりした雰囲気でした。
この同窓会館、総工費1.5億円もしたそうで、なんだかなというものです。

投稿: SUBAL | 2010年8月11日 (水) 14時45分

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