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自然欠陥(割れ)をフェイズドアレイで

 フェイズドアレイ超音波探傷器でコーナーでの2回反射を狙ってどのように表示されるのかを見てきました。私のメモのような記事を書いてきましたが、今回で一応の締めくくりです。
 当然、コーナーや探傷面の反対側の面にあるスリット(人工きず)について観察したのは、探傷としては反対面から板厚貫通方向に伸びる割れ(crack)の検出を想定してのことです。
 現在私がおかれている環境では、自然に発生したきずのある部材を手に入れるのは至難の業です。あの手この手、色々な方にお願いして集めるのですが、限界を感じます。
 その中で、ステンレス鋼板に生じた割れ(熱疲労割れと思われる)をフェイズドアレイ超音波探傷器で狙ってみました。

Snapshot10

動画は続きで・・・

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 炭素鋼とステンレス鋼では、縦波・横波の音速は違いますが、縦波/横波の音速比はほとんど同じです。この試験体では複数の割れが近くにあります。
 そんなことを考えながら動画を見ると、色々なことが分かってきます。屈折角45°周辺が強い反射波が得られていること、30°60°近傍でスッと消えることも同じです。
 ただ、違うところもあります。面白いなぁ、と思います。私が注目したことはあえてここには書かないでおきます(一連の記事と動画を見れば分かってしまうでしょうが・・・)。
 自然にできた割れは、面の凸凹、傾き、先端の幅やかたちなど超音波の反射にかかわる要素が様々です。人工的に作ったフラットで一定な面をもったスリットでの反射特性とは違ってきます。その辺が面白いのですが、ここで観察できる現象は一事例でしかなく、当然のことながら一般化できるものではありません。ひとつの事例としてメモとしておきます。
 もうすでにこの領域を研究している人はおられるでしょう。研究が蓄積されることを期待したいと思います。

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