« 自然欠陥(割れ)をフェイズドアレイで | トップページ | 走り行く秋 »

ファイル日付偽造は難しい?

 厚生労働省官僚のちゃちな汚職と思われた事件が、特捜主任検事の証拠偽造という事件に発展しているようです。

朝日新聞の記事より

////////////////////////////////
朝日新聞が今夏、上村被告の弁護団の承諾を得てFDの記録を確認したところ、証明書の文書の最終的な更新日時が「04年6月8日午後9時10分56秒」で、特捜部が捜査報告書に記した最終更新日時と食い違うことが分かった。
 このため、朝日新聞が大手情報セキュリティー会社(東京)にFDの解析を依頼。本来は「6月1日」であるべき最終更新日時が「6月8日」と書き換えられていた。その書き換えは昨年7月13日午後だったことも判明。この日はFDを上村被告側に返す3日前だった。

Date3

///////////////////////////////

 報道によると「遊んでいて間違って書き換えてしまった」という言い訳をしているようですが、こんなのがうそであることは小学生でも分かることでしょう。

 私が疑問に思うのは、書き換えた日時が残るような書き換えを行って、それを3日後に返していることです。当初、専用のソフトを使ったという話があったので、巧妙な書き換えなのかなと思っていました。この程度の書き換えなら、専用のソフトなんか使わなくても簡単にできます。やってみました。若い人に「パソコン使えるのですか」と驚かれるおじさんですが、その私でもできてしまいます。

にほ

んブログ村 科学ブログ 技術・工学へ
ポチッとクリックで応援

Cimg2114

この画像、ゆで卵を蛍光浸透探傷した写真ですが、2007年12月20日に作成されたものです。これが更新日時改造前のファイルのプロパティーです。

Date1

で、先ほど更新日時を変更しました。

Date2

 2010年の5月26日に書き換えました。任意の日時に簡単に書き換えられます。パソコンの日付を変えただけです。30秒かかりません。上書き保存をすべきではないのに誤ってしてしまう、私はよくやりますが、その場合はそのときの日付になります。今回の偽造のようなことは、あらかじめ過去の日付に設定する必要があるわけで、意識的にやらなければ単純なミスで起きることではありません。

 ただこの程度の偽造に専用ソフトなんているのですかね。仮に間違って書き換えたとしても元に戻すのも簡単です。どんなソフトかは知りませんが、できるでしょう。元の日付を忘れてしまったのならできませんでしょうが・・・。証拠にかかわる重要な日付をメモしていない、あるいは忘れてしまった、日本のエリート特捜検事が本当にその程度のおばかさんだとしたら、そのほうが大問題でしょう。常識的な判断は、この時点で控訴取り下げですよね。それしかないはずです。

 やはり問題は、なぜそのフロッピーを3日後に家族へ返して公判を継続したかです。何らかの意図読みがあったと考えるのが自然でしょう。

 偽の証明書と思ったら厚生労働省が発行した本物だったという事件から、間抜けな偽の証拠を作る偽正義のエリート特捜検事にまで発展したこの事件、21世紀初頭という時代を象徴する事件なのかもしれません。

にほんブログ村 科

学ブログへアイコンをクリックすると、ブログランキングの応援になります。現在6位。

|

« 自然欠陥(割れ)をフェイズドアレイで | トップページ | 走り行く秋 »

プログラミング」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/222291/49564620

この記事へのトラックバック一覧です: ファイル日付偽造は難しい?:

« 自然欠陥(割れ)をフェイズドアレイで | トップページ | 走り行く秋 »