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フェイズドアレイ超音波探傷とシミュレーション

 フェイズドアレイ超音波探傷器を実際に試してみると、探傷の主流は急速にこれになっていくだろうと直感しました。もちろん解決しなければならない問題点もいくつかあります。
 そのひとつはアーチファクトの問題。横波-縦波のモード変換についてだけ取り上げても、この前の記事で取り上げたように、その検討には手計算では手間がかかりすぎます。そのアーチファクトの原因が何かが分かってしまえば、現れる位置や探触子の手動走査に伴う動きの特徴をとらえることで、峻別することは可能です。その一例。

Artigacta4

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 今回公表した動画を見ていただくと一目瞭然です。教材としては動画が必要になってくるのかもしれません。

コーナーの2回反射のモード変換を消すだけを考えると、セクタースキャンする角度を35度~55度に限定することでほぼ可能です。ただアーチファクトはこれだけではありません。私は、アーチファクトを消すという方向ではなくて、積極的に読み取るということできずの大きさや形状を判断する手法が考えられるのではないかと思っているのです。

 そのためには精度の高いコンピューターシミュレーションとの併用が欠かせないでしょう。すでにそうした検討を重ねているところもあるようです。

 NASAが公表しているこちらの論文では、今回使用させてもらった装置と探触子を使って部材の割れとエコーの出方をシミュレーション結果と比較して検討しています。

Nasa

フェイズドアレイ探傷装置と現場での走査とコンピューターシミュレーションを組み合わせて、探傷の新しい領域を切り拓いて行くことができそうです。面白そうだなぁ。

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