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ボーイング787 羽田に飛来

 ボーイングの新型旅客機ボーイング787がテストフライトで羽田空港にやってきたと、ニュースでやっていました。
 ようやくですね。三菱重工が主翼の責任設計と製造を受け持ち、川崎重工と富士重工が胴体と中央翼の製造を分担しています。炭素繊維強化プラスチック(CFRP)を大胆に使って軽量化が図られています。航空機に使われる材料は、時代の最先端の材料を使っているかというとそうでもなく、意外と保守的です。多少の軽量化や強度の向上が確認できた材料ができてもすぐににそれらを多用することはありません。アルミニウム合金で多用されているA2024(超ジュラルミン)やA7075(超々ジュラルミン)にしても、第2次世界大戦以前に開発された材料です。 
 CFRPは軽さ強さ疲労強度等アルミニウム合金に比べて圧倒的に優れた特性を持っていることが確認されていたのだけれど、たとえばF15などの戦闘機では垂直尾翼に、ジェット旅客機ではスポイラー・エアブレーキなど限定された範囲に使われてきました。

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 それでも、将来の航空機はCFRPで作られていくであろうことは、20年前では十分予想されたことでした。
 航空機材料がCFRPになっていくと、その健全性を評価する非破壊検査手段は超音波が中心になることも技術的に予想されました。そこで、私は17年前に現在の職場で超音波探傷教育を開始すべきと強く提案して、各方面の協力を得て教育を開始しました。

 現在ボーイング787を作っている3重工の品証部、特に三菱重工と川崎重工のB787の検査部門には多くの教え子が活躍をしています。20年間やってきた教育の果実と、人はあまり評価をしてくれませんが、自分の中では密かに誇りにしています。
 詳細は明らかではありませんが強度不足などいろいろな問題点があり、生産と引渡しが延び延びになっていましたが、ANAは今年9月にも国内線で営業運航を開始すると報道されています。教員として最後の年に、ぜひこの787には乗ってみたいものです。ANAさん、ぜひ千歳-羽田便で飛ばしてくださいよ。

 今日は、朝からプログラミングの仕事に没頭しました。ずっと引っかかっていた問題点が解決できて、だいぶ進みました。立ちはだかっていた壁は、今日でほとんどクリアーしたといえます。細かいコーディングで目と頭の芯が疲れました。今日は早めに寝ます。

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コメント

こんにちは。
先日、久しぶりに航空機に乗りました。行きは落雷の関係で出発が30分遅れましたが、帰りは晴天で、羽田近くでは海ほたるがよく見えました。さて、787楽しみですね。今朝のニュースで軽量化されたので、航行距離が延びるため、新たな路線も期待できるというようなことが報道されていました。国内路線でどこに導入されるでしょうか?

投稿: KADOTA | 2011年7月 4日 (月) 12時16分

 秋田への出張、ご苦労様でした。4年前に秋田市で行われた超音波分科会の帰りに、秋田空港から飛び立った直後の日本海の美しさを思い出しました。
 B787は、燃費の良さを最大限生かすためには巡航飛行距離が長い欧米路線に投入するというのが航空会社の考えだろうと思います。国内線は、テスト飛行後も飛ばすのかどうか、千歳・羽田線に投入してほしいものです。

投稿: SUBAL | 2011年7月 4日 (月) 20時06分

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