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B787初号機羽田到着とB737の背面飛行

今日のニュースは、B787初号機羽田到着だと思っていましたら、ANAに関する違うニュースが流れていました。

 787は今日午前9時に羽田に到着しました。飛行機の歴史の新しいページが開かれた瞬間といえます。USTREAMの中継を思わず見てしまいました。

B787

 翼のしなりは美しいかったですね。CFRP(炭素繊維強化プラスチック)でできた翼は、設計製作とも三菱重工です。

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 ANAとしては明るいニュースとして流れるはずだったのに、夕方のニュースは9月6日のインシデントについてでした。9月6日那覇発羽田行きのB737が静岡県沖を飛行中に、トイレに行った操縦士のためにコックピットのドアを開けようとして誤ってラダー(方向蛇)を操作してしまったということのようです。ヒューマンエラーです。1900mの急降下とともに一時的に背面飛行に近い状態になっていたという調査結果がCGとともに流されていました。

 航空機はその種類(耐空種別)ごとに制限荷重倍数というのが定められていて、旅客機は背面飛行をするようには作られていません。まっすぐ飛んでいる場合の荷重を1Gとして、その何倍まで荷重をかけられるかの定めが制限荷重倍数です。B737クラスの旅客機は飛行機輸送Tに該当し、その制限荷重倍数は3.8です。

 フライトレコーダーの解析から最大の荷重は2.6Gだったとのことですから、機体構造上は大丈夫な範囲です。

 いくら最新鋭の機体でも、ヒューマンエラーがあれば事故になることがあります。ミスが起きても破滅的な事故に至らないようにすることが重要です。

 それはともかく、B787は乗ってみたいなぁ。新千歳-羽田間には就航しないようです。

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コメント

初めまして、いつもブログを拝見させていただいてます。
今回の737の急降下は、確かにヒューマンエラーなのですが、誤操作を起こした二つの装置の配置を見ると違う感想が出てきます。
すぐ隣り合わせに手だけで操作したら判別がつかないような近似形状のスイッチが並んでいるのです、これではちょっとした不注意で簡単に間違えてしまうでしょう。
人はエラーを起こす者と言う前提で見れば、今まで何も起きてかなかったことの方が偶々ではなかったのか、と思えます。
今回の事件でこれが指摘され改善されればいいと思います。

投稿: nomi | 2011年9月29日 (木) 15時08分

nomi さん コメントありがとうございます。

>これではちょっとした不注意で簡単に間違えてしまうでしょう。

コックピットのスイッチ類は、ヒューマンエラーが置きにくいように考えられ工夫がされているのですがね。今回のケースでは、こんな間違いが起きることが明らかになったといえるでしょう。

9.11テロ以降、コックピットのドアロックと解除の仕方が変更になっていまして、そこに落とし穴があったということかもしれません。何らかの対策が採られるのだと思います。

投稿: SUBAL | 2011年9月29日 (木) 21時04分

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