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旅の徒然 その1 飛行機雲

 週末東京へ行ってきました。目的は「超音波探傷入門」編集委員会という会議に出席すること。目的地に行って用件を済ましてくるだけなら、行き帰りは単なる移動時間になります。見慣れた経路でも、新たな発見と出会いを求めて一歩踏み出すかちょっと意識を遊ばせれば、「旅」になります。 

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 空港の見慣れた風景。ANAは、主力の機体をB767に切り替えてきました。第4世代の旅客機と呼ばれ、設計思想は損傷許容設計になっているのだけれど、胴体と翼の主要構造材料は2000番台と7000番台の通称ジュラルミンと呼ばれるアルミニウム合金です。1906年ドイツのデュランでウィルムによって発明された比重2.7でありながら通常の鋼並みの強度があるジュラルミンが、航空機の急速な発展を材料面で支えてきました。

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 モノレールに向かう通路の壁にあったANAの電光パネル。「We Fly 1st. 787」とあります。今年中には日本の空に就航することになるのでしょう。

 この飛行機は、主翼や胴体にアルミニウム合金に変わって炭素繊維複合材(CFRP)が多く使われています。

 20年前に航空専門学校で非破壊検査を教えることになって、航空機材料の転換を見据えるならば超音波に力を入れるべきだと考えて、超音波探傷教育の導入と定着に努力してきました。

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 いろいろなことをやってきましたが、その中のひとつがパソコン上にバーチャル探傷器を作って教育訓練の補助手段とすることでした。今回の旅は、そのバージョンアップの仕事です。

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 モノレール車窓のから見えた青空にまっすぐ伸びる一筋の飛行機雲。晴れていながら湿度が高いのだなぁ・・・などという理屈も浮かぶけれど・・・そんなことは吹き飛ばしてやはり気持ちが良いなぁ。

飛行機雲を見て何を思うかはいろいろあるとは思いますが、こんなイマジネーションの浮かび方もあるでしょう。

 今回の旅は、当初考えもしなかったのだけれど、終わってみれば航空機材料の進歩という糸に貫かれていたといえるのかもしれません。

 時間にすれば36時間程度でしたが、気持ちの良い旅でした。最近忘れっぽくなってきましたので、何回かのブログ記事として綴っておくことにします。

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