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ヒグマ出没と雄の本能

 このところ北海道では、ヒグマの出没がニュースになっています。本州から来た人が、「このあたり熊が出るのですか?」という質問をされることがありますが、そういう時はこう応えています。「熊が出るのではなく、人間が熊の生息地の奥深くまで住宅を建てているのです。」

 私の通勤路などは、熊の生息地を縫って走る道であるといえます。ただし、私はこれまで熊を目撃したことは一度もありません。熊は賢くて、人と遭遇しないように動くものだと、私は認識しています。狐、鹿、ウサギなどは良く見かけます。鹿は文字通りお馬鹿さんで、よく交通事故にあっています。私も車で走っているときに、前方道端に鹿がいるのを発見してややスピードを落として通過しようとしたら、車の目の前で道路側に飛び出してくる・・・という場面に何度か遭遇しています。「自殺するほどの悩みでもあるのか・・・」と言いたくなりますが、多分どの選択が危険か安全かの判断ができないだけだと思います。

 今年は山の木の実が不作らしいということで、札幌市の住宅街にも熊が出てきているようです。

札幌市の「ヒグマ出没情報」より

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平成23年10月8日(土曜日)2時45分ごろ

発生場所:中央区南20条西10丁目付近。
情報内容:上記の場所でヒグマと思われる動物1頭が歩いている姿が目撃されました。現場周辺及び近隣区域を調査しましたが、痕跡は発見されませんでした。

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札幌市中央区南20条西10丁目といえば、幹線道路である石山通の近くで、昔北海道教育大学札幌校があった辺りです。

S20w10

 近くに藻岩山があるとはいえ、大都会の住宅地の真ん中です。よほど困っているのかなぁ・・・・。

 もう四半世紀以上前ですが、白老町の工場で仕事をしていたときのこと。その日、熊の目撃情報があるから注意するようにとの情報が流れていました。

 仕事場の石油タンクの上に上がって周りを見ていて、隣の牧場を見て驚きました。普段は牛たちがのんびり草を食んでいる光景が見られます。白老は白老牛という牛肉の産地です。

 広い牧場の真ん中あたりの牛たちがかたまっています。雌と子牛を中にして、その周りを雄が角を外側に向けて放射状に並んでいるのです。綺麗に円になっています。どこからでも来い、という感じです。

 熊が人里に出没するのはそうめったにあることではありません。白老町あたりで、熊に人間や牛が襲われたという話も聞いていませんでした。肉牛は生まれて数年で出荷されるはずです。つまり、かの牛たちは体験による学習を経てそのような陣形を取っているわけではないのです。もちろん牧場主が、熊に備えて牛たちを訓練しているわけでもありません。

 そうなると、「本能」としか言いようがありませんね。メスや子供を守るために身を挺するのがオスの本能。忘れられない情景です。

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