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本を創る

 高専ロボコン全国大会を観戦した翌日の21日(月)は、東京都内を歩きました。今は私の仕事のひとつとなった感のある書籍の執筆のための旅です。

 朝はのんびりとホテルで食事をして、最初にホテル近くの湯島聖堂にお参りをしました。林羅山の私塾が出発点のようですが、後に昌平坂学問所となり江戸幕府の官学の最高峰だったとのことです。江戸城とその城下町が洪水にならないような治水対策として江戸初期に施工された巨大な土木工事として作られた神田川(ブラタモリからの情報)。そのそばに学問の拠点があるというのも面白いと思います。

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 御利益などということは考えずに、朝のひと時無心になる時間を持つのも良いですね。

 午前中向かったのは志岐デザイン事務所。ここには、私の本を担当していただけている編集者の方が、常駐して個人事務所を構えています。

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 この方は、すでに日刊工業新聞社を定年退職されていますが、日刊工業新聞社の人気シリーズをいくつも立ち上げ育ててきた方です。

 事務的な打ち合わせ(本のテーマ、想定する読者層、ページ数その他の型式、発行予定と原稿締め切りなど)はメールや電話で済んでいますので執筆は可能です。私は可能ならば顔を突き合わせた話(打ち合わせというよりは雑談)をしたほうが仕事がスムーズに行くし、良いものができると思っています。先方も多分同じ考えをもっておられるのでしょう、「上京するのであれば立ち寄ってください」と誘ってくれます。

 例によっていろいろな話をしましたが、その中で中心になったのが「編集者の熱意が感じられない本」ということでした。テーマも原稿も悪くないのに売れない本がある。そこに不足しているのが、編集者の熱意だというのです。本つくりというのは、筆者・編集者・イラストレーター・校正者・印刷業者の共同作業になります。このそれぞれが、プロとしての熱意とスキルを持って仕事をしなければ良いものはできないことは明らかです。そこでの編集者の役割は、読者や販売網も含めた総合プロデューサーです。ここが単なる事務屋さんや手配師なってしまっては、だめだということです。このレベルの抽象的な話では当たり前といえば当たり前なのですが、もちろんこの話には具体論があります。ここには書けませんが、とても面白い。普段意識しない本作りのノウハウのような話なので、私にとっては勉強になります。

 説得力のある良い写真を撮りたいと思って、午後からは秋葉原のヨドバシへ行きました。デジタルカメラといってもピンからキリまでたくさんの種類があって選ぶ側としては困ってしまいます。今の携帯電話のカメラ機能や安手のデジカメでできなくて不満に思っていることを解決する最も安い(他の機能がついていない)ものを買う、という基準を作って探しましたが、それでも迷う。最後の決め手は「いつかはニコン」。デジカメになってニコンのブランド力が製品の性能としてどれだけ反映しているのかはわかりません。多分ないというのが正解でしょう。それでも、ニコンにはプライドがあるだろうと期待して望遠付きのニコンのデジカメを購入しました。

 皇居の二重橋に行ってためし撮り。

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 それから目的の会社を訪問。親切にいろいろな話をうかがうことができました。資料や写真の提供もしていただけることになりました。古い人間かもしれませんが、やはりこういうことはFace to Face。直接対応していただけた方以外にも、受付をしてくれた若い女性の方とも若い女性の視点から見てどうかという話が聞けてとても参考になりました。

 この写真を見て、どこかがわかる方がいれば相当の通でしょう。 

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 帰りに八重洲ブックセンターへ立ち寄りました。これまで出した4冊の本は全て機械系の棚にありました。「絵とき 非破壊検査 基礎のきそ」は3箇所においてあって、平積みにもなっていました。

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 発売から7ヶ月経っています。これって売れているということでしょうか、それとも売れていないということでしょうか。判断が微妙。八重洲ブックセンターの店員さんの熱意の程度がわかれば判断がつくのですが・・・・はて?そうそう、本創りは、取次ぎ、書店、そして最終的には読者も含めたコラボレーションで完成するものですね。八重洲ブックセンターの店員さんの熱意を疑ってはいけません。「絵とき 非破壊検査 基礎のきそ」はよく売れているのですよ、きっと。

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