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光弾性でひずみを見る

 今日と明日(24日・25日)は、非破壊検査資格の資格試験が行われています。ブログ仲間のグルグルさんは、ひずみ測定のレベル3に挑戦しているようです。お仕事をしながらの勉強の大変さは身に沁みて分かっているつもりなので、この時期は誰がなんと言おうと割り切って受験対策的な勉強に専念すべきだと思うのですが、この方簡易的な光弾性実験装置を購入して他人からは遊びとも見える「勉強」しています。分かっていながらこういう道に走ってしまう・・・技術屋としてのプライドなのか生来のいたずら好きなのか。それにしても綺麗な写真を公開しています(こちら)。
 私も、超簡単な方法で強化ガラスの破面で残留ひずみを観察しました。

Photoelasticity

 上の写真は、パソコンの画面でペイントを開いて真っ白な画面を出しておいて、その前に強化ガラスの破片をおいて撮影したものです。下の写真は、上と同じ条件に加えてサンプルとカメラの間に偏光板を置いたものです。綺麗でしょ。これ「おもしろサイエンス 破壊の科学」掲載用に撮影しましたが、結論として没にした写真なのです。なぜ没にしたかというと・・・・。

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 白黒(グレースケール)にしてみるとこうなってしまうのです。

Photoelasticitybh

 なんだか分かりにくいですよね。実際に本に掲載したのは、白黒でも視覚的に分かる写真を工夫して撮ったものにしました。

 ガラス・光弾性という言葉で私が連想するのは、故伊達和博元東北大学教授が開発した超音波可視化装置です。当時一緒に研究をされていた三原毅富山大学教授のグループがこの研究を受け継ぎ発展させています。

 見えない聞こえない音を使って見えないきずを探る超音波探傷をやっていると、見てみたいという気になりますよね。これは、技術の発展に役立つ・・・といった大義名分や理屈に先立つ本能的な欲望に近いのだと思います。

 伊達先生や三原先生がやられているような高度なことは無理だとしても、教育用の簡易版が出来ないかと模索したことがあります。私の能力と環境で、しかも片手間に出来るようなものではないことが分かり、断念しました。でもね、こっそり言いますが、まったく諦めているわけではないのですよ。「これをやりたい」とまず思わなければ、何事も実現しませんからね。

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コメント

紹介していただき、ありがとうございます。
単純に面白いので、色々色々試してみたいのですが、光弾性法に近付いていくほど試験の合格からは遠ざかっていく実感が湧いてきたので、そろそろ「勉強」はお休みして「試験勉強」をしようと思います。

投稿: ぐるぐる | 2012年3月25日 (日) 01時00分

ぐるぐる さん こんばんは

そういえば、レベル3の2次試験だから、試験は5月でしたね。失礼しました。試験合格に向けて頑張ってください、といいつつ面白くてためになる非破壊検査をめぐる話題も期待しています。

投稿: SUBAL | 2012年3月25日 (日) 02時02分

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