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iPad2ガラスの破損

 その事件は、3月19日湯河原温泉で起きました。山奥の温泉宿に宿泊していた私は、ちょっとした買い物をしなければならないのを思い出して、散歩がてら湯河原駅前に出向きました。買い物をして昼食をとってバスで宿に戻りました。バスの中では、お気に入りの音楽を聴きながら急な坂道をのんびり登っていくバスに揺られていました。少しウトウトしていて、目が覚めると、降りるべきバス停近くではないですか。急いで出口に向い降りようとすると、小銭が出てこない・・・ようやく料金を支払ってバスを降りたとき、iPadが手元から滑り落ちて転がりました。下は石畳、私の記憶の中には2~3回跳ね返って転がるiPadの様子がスローモーション動画として鮮明に残っています。
 拾い上げてみると、ガラスが割れていました。

Ipad2glass4

 あちゃちゃちゃ!やってしまった。動作を確認すると、割れてはいるけれど正常に動きました(ひとまずホッ!)。

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 ドジでやってしまったのですが、転んでもただじゃあ起きない。割れを観察していると、面白いなぁ・・・と思いはじめました。割れが奇妙な曲線を描いています。そして、曲線が集まっているところが5ポイントあるのですが、いずれもふちから数ミリ内側に入ったところにあります。そこから、いずれも曲線が近くのふちに向って伸びているように見えます。
 私は、この割れに名前をつけました。「菌糸状割れ」。
 上の写真では見えにくいところを補足して、金属ケースに傷がついているところをマークしたのが次の画像です。 Ipad2glass6 金属ケースの損傷から判断して、一番最初に石畳に当たったのは右下の部分だと判断できます。しかし、そのすぐ近くの割れは比較的後で割れたと考えられます。クラックの進展と止まり具合から見て①②③④の順番だと思われます(⑤は離れていて他と絡んでいないので判断できない)。衝撃力が加わった反対面がまず割れた?
 こんなケースがたくさんあるのかと思い、ネット上を検索してみましたが、ほとんど見当たりませんでした。どうも、ほとんどが故意にガラスに何かをぶつけて割っているのが多いと思われます。割れ方としては、良くある「放射状割れ」、もしくは放射状割れに直交方向にも割れる「蜘蛛巣状割れ」がほとんどでした。
 「破壊の科学」でガラスが割れやすいわけを原理的に書き、強化ガラスの壊れ方とそのわけを紹介しました。そこでの問題意識の延長で、ガラスの破壊についていろいろと調べています。
 強力な助っ人とともに、やっていますが、面白い。観察的な事実と理論的な説明の乖離・・・ここではまだ書けませんが難題がいっぱいです。  

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コメント

こんばんは。
地震の縦揺れ加速によるフレーム越しの圧縮・座屈。ipadの割れたパネルを見て、面に石をぶつけるときと割れ方は異なり、家屋の窓ガラスもこんなふうに割れ、そうして飛び散るのだろうかと想像しました。
研究の今後の進展を期待しています。

投稿: niwatadumi | 2012年4月 6日 (金) 22時02分

niwatadumi さん こんばんは

このカーブは、確かにフレームに固定された窓ガラスの割れに見られますね。私は、窓ガラスの熱割れでのクラックの走り方との、共通点と相違点を最初に考えました。そこから、だんだんトヅボにはまっています。
今やっていることは、思考遊戯に近く、まともな結論にいたるのかは不明です。不明というより、たどり着かないだろうとの予感があります。だから面白いというか・・・。

投稿: SUBAL | 2012年4月 6日 (金) 22時17分

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