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神の厩舎と猿そして白馬・・・

 目的は五重塔の心柱を見ることでしたが、行ったついでに東照宮も見てきました。日光東照宮は写真などでみると、ごてごてしたいかにも成金趣味のいやらしさが目について、見たいとは思っていはませんでした。見ての感想は、成金趣味もここまで徹底すれば立派、一見の価値はある、と変わりました。権力を握り財を成した人は、地上に極楽を作りたくなるんだろうなぁ。日常生活とはかけ離れた圧倒的なものを見せつけることによって、権力の権威を高めようとするんだなぁ。庶民も日常の生活を忘れさせる空間があることは、楽しみになるのかもしれません。その意味では、現代の東京スカイツリーもそんな役割を果たしているとも考えられます。

 五重塔から表門をくぐって左手に神厩舎があります。神馬の厩舎(うまや)、日光東照宮に祀られている神は徳川家康ですから、家康の馬の馬小屋ということなのでしょう。ほかに比べると質素な感じがします。

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 この長押(なげし)には、有名な「みざる、いわざる、きかざる」の三猿の彫刻があります。生まれてから子供時代・青年時代を経て、志を持ち、失意の底に沈み、やがて伴侶を見つけて子をなす、といった平凡な一生を諭すいわば道徳訓話の物語になっています。

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 三猿のところは、子供時代は悪いものを「見ない・聞かない・言わない」を示しています。とらえ方にもよりますが、子供時代は自らの観察・コミュニケーションによって学ぶのではなく、制限された中でこそ健全に育つ、というある種の教育観でしょう。

 ここは厩といっても、神の厩ですから象徴的な建物なのだろうと思っていたら、今でも馬がいる時間があるとのことでした。 

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 ちょうど馬が連れてこられました。きれいな白馬です。

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 白馬を見たのは初めてでした。朝の陽ざしを受けて白く輝いて綺麗でした。

Dscn0726 右に曲がって厩の入り口に向かいます。

 アレレ、馬が通った後に何か落ちているぞ。

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 馬糞ですね。懐かしいなぁ。私が子供のころには、港に上がった大量の魚をトラックではなくて馬車で運んでいました。NHKの「梅ちゃん先生」にも馬車が登場していましたね。馬は、所構わずたれていましたから、道のあちこちに馬糞がありました。しばらくすると乾いて中の藁の繊維が風で飛んできました。こんな綺麗な神の白馬でも、排せつは普通にするんですね。当たり前か。

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 厩舎に入った白馬です。フラッシュは使えませんので、暗めの写真になりました。何を思っているんですかね。

 そういえば法隆寺の聖徳太子の本名は厩戸の君でした。

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