« WEB講習とディスクトップ共有 | トップページ | 鯨の刺身と味の記憶 »

ジャンボジェット

 羽田で出会ったジャンボジェット(ボーンイング747)。

Img_0504  日本の空からは消えていこうとしている、大量高速移送時代を切り拓きかけぬけた機体。初めてジャンボジェットを見たのはいつだったのか・・・70年代初めの羽田空港であったことは間違いありません。具体的なことは全て忘れてしまったけれど、その巨大さに驚いたことは、感覚の記憶の中に鮮明に残っています。当時北海道から上京するのには、青函連絡船に乗って鉄道で上野につくのが常識でした。今は、飛行機で羽田が常識。

にほんブログ村 科学ブログ 技術・工学へ
ポチッとクリックで応援

 こんなに馬鹿でかいものが空を飛ぶということ自体が、当時の感覚からは大きく遊離していました。

 そして、飛行機というものからイメージする洗練されてスマートなフォルムともかけ離れて、なんて不細工な姿の機体なんだと思ったものです。後に、戦車などを載せる軍事輸送機を民間旅客機に転用したものだと聞いて、妙に納得しました。

 それから40年です。いま、日本の空から消えようとしている。この40年は、私の青年・壮年時代と重なります。図らずも非破壊検査という技術にかかわるようになり、航空専門学校に勤務することにもなったことによって、特に1985年8月におきた123便墜落事故には深い関心を持ち、機体構造や材料、その破壊のメカニズムについて勉強をすることになりました。

 その上で、40年の月日を経て改めて機体を見ると、二十歳そこそこで感じた感覚とはずいぶん違うものがあります。これが飛ぶということにはほとんど違和感はなくなりました。機体のデザインも、やはり美しいとはいえないけれど、ありうる姿として容認できるようになりました。

 技術にとって、合理性は第一ではあるけれど、美しいとか違和感があるといった感性の部分も重要というのは、曲げられない信念です。しかし、その感性も、時の流れとともに、あるいは経験と学習の積み重ねによって大きく変容していくものだと、ジャンボの写真を撮りながら改めて思いました。

 飛行機から降りようとしたときに、滑走路の端に離陸を待っている政府専用機(これもジャンボ)を見つけました。ぎりぎり駐機場の飛行機の中からiPadで撮影できました。

Img_0502

後でニュースを見ると、野田総理が北京に建った機体だったようです。

そういえば、国際情勢や政治に翻弄されることもあった機体だったよなぁ。

にほんブログ村 科学ブログ 技術・工学へ
現在1位

|

« WEB講習とディスクトップ共有 | トップページ | 鯨の刺身と味の記憶 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/222291/54705717

この記事へのトラックバック一覧です: ジャンボジェット:

« WEB講習とディスクトップ共有 | トップページ | 鯨の刺身と味の記憶 »