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ルイ・ヴィトンとモアレと光速

いわゆるブランドものには縁も興味もないのですが、先日札幌に出かけたときに見かけたショーウインドウのディスプレイが面白かったので、写真を撮りました。

Img_0628 ルイ・ヴィトンですね。何がいいのかさっぱりわからない無粋ものです(@Д@;。でもこのディスプレイは粋だと思います。黒と白との縞模様(斑点模様?)が見えますね。黒い斑点、何個見えますか?中途半端なものは数えないとしたら12個ですよね。この斑点が、近づくと増えてきます。

Img_0630
 撮影できている範囲は狭いのに斑点は15個見えます。

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 実はこれ、数十mmのギャップをもうけて同じ市松模様を並べているだけなのです。

Img_0631
 モアレ(moiré)と呼ばれる干渉縞が見えています。改めて説明するまでもなく視角によって生ずる背後の模様のズレがグラデーションとなって縞模様に見えてきています。

Moir こうしたズレを使うと微妙な変化を視覚的にとらえることが可能になります。力を加えた時のひずみは、金属ではごくわずかになります。試験体の表面全体のひずみ分布を一発で視覚的に測定する方法として、このモアレを使う方法が考えられています。

 ノギスはモワレとは言いませんが、ズレを使って微小な長さを測定しています。

 地球の自転による周速度(秒速30km)を利用して行った、実験者の意図とは離れて結果的には光速の不変性を証明することになった「マイケルソン・モーリーの実験」もこの干渉縞を観察することがその実験の肝でした。この実験結果をベースにして、アインシュタインが特殊相対性理論を考えたのですから、物理学を変えた実験といってよいのだと思います。大栗博司著「重力とは何か」にわかりやすく説明されていました。それにしてもすごいなぁ・・・この本、Amazonのベストセラーランキングで、8位になっている。このテーマで、ランキング一桁!!

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まだかろうじて1位ですが・・・

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