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パルス波とパルス

 現在の超音波探傷試験は、ほとんどパルス反射法で実施されています。パルス反射法というのは、ごく短い超音波(パルス波)を試験体の中に伝播させて、きずからの反射波を受信することでキズの有無と位置・大きさを知ろうという方法です。パルス波を説明するときに、私たちの体で心臓の鼓動で作られる脈(パルスORプルス)を例にして説明することがあります。
 で、先日ショッピングセンター内を歩いていたら、「あなたの血液循環推定年齢を測定します」という機械が置いてあるのが目にとまり,ちょっとやってみるか、ということで200円を投入してやってみました。計測中波形が出るんですね。面白いなと思ったら、そのうち終わりました。レジの紙のようなものが出てきました。それがこちら。

Pulse1

 血管年齢は実年齢より10歳以上若いと出ました(*゚▽゚)ノ。

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 おお、この波形、まさにパルス波だな。2波分だけのパルス波で、FFTをかけたら広帯域の成分が出てくるであろうことは見ただけでわかります。

Pulse

横軸は時間軸になっているはずですが、メモリはありませんのでわかりませんが0.5~1Hzぐらいでしょうか。ところで、波長はどのくらいだ・・・と考えたときに、アレレとなりました。血液は流れていますから、脈流とは言えても脈波ではありません。血液のパルスは波ではないのです。ですから、上の図も波形というと、う~ん間違いかもしれません。
ちなみに、超音波探傷試験で使うパルス波の波形例です。

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 まぁ、面倒なことはさておいて、血管年齢の若さに乾杯と行きましょうヽ(´▽`)/。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

いつも質問ばかりですいません。

少ない周波数成分(2波分)の合成波形をなぜ広帯域周波数と呼んでいるのでしょうか?
あまり高周波波形は含まれていないと思うので、狭い周波数範囲だと思うのですが。
UTのテキストで、広帯域探触子の部分を読んでもいまいち理解できておりません。

投稿: アクア | 2012年7月21日 (土) 01時51分

このあたりは、「超音波技術 基礎のきそ」で簡単に説明しているのですが、短いパルス波を作ろうとすれば、巾の広い周波数成分を合成しないとできないのです。合成の反対が周波数分析です。
記事中の図は「波形」ではありませんが、波形と考えたとき2波ありますから、半波長分の長さを測ってみてください。同じとはいえません。これを見るだけで広帯域だと判断できます。これで納得できなければ、拙書「超音波技術 基礎のきそ」を読んでいただければと思います。

投稿: SUBAL | 2012年7月21日 (土) 07時24分

ご回答ありがとうございました。
超音波技術 基礎の基礎を読んでみようと思います。

投稿: アクア | 2012年7月22日 (日) 21時57分

アクアさん

この領域だけを書いているわけではないのですが、非破壊検査で超音波に携わっている方に、少し視野を広げていただければと思いこの本を書きました。

投稿: SUBAL | 2012年7月22日 (日) 23時09分

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