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直角貝(Orthoceras:straight horn)

 旅に出ると、思わぬところで思わぬ出会いがあるものです。

 先日宿泊した川崎のホテル、普通のビジネスホテルでした。そのロビーの奥、エレベータの横の壁に大きな岩を板状にスライスしたレリーフが飾ってありました。

 アンモナイトと直角貝の化石が埋め込まれているノジュールでした。アンモナイトの化石やオウムガイの殻はいくつか持っているのですが、直角貝はありません。

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 直角貝(Orthoceras)は、貝類ではなくて、タコやイカの仲間、頭足類です。アンモナイトやオウムガイも頭足類です。

 これらの共通の祖先は、円錐形の殻を持っていたと考えられています。それを内側に入れたイカ、完全に脱ぎ捨てたタコ、くるくる巻いたアンモナイトやオウムガイ。それぞれに進化した中で、直角貝が原型に近い形をとどめているようです。

 スマートなイカにも見えるし、くるくる巻けばアンモナイトになりそうです。

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 「対数螺旋と比」、自然界でストレートに説明できる実例が、直角貝とアンモナイトなのです。「自然界の中にある神秘の比=黄金比」なるトンデモ嘘っぱちを明らかにしていく過程で、見つけました。いつかまとめてみたいと思って、秘かに(?)温めているテーマの一つです。

 それにしてもなぜ「直角貝」という名前なんだろう。学名はOrthocerasらしいですが、英語での通称は「straight horn」。 hornは、動物の角(つの)、楽器のホルンのことです。まっすぐなつの、もしくはまっすぐなホルンというぐらいの意味でしょう。ホルンは通常くるくると巻いていますが、ストレートホルンという楽器もありますからね。

えっ?「直角貝」は「チョッカクガイ」ではなくて、もしかしたら「チョクツノガイ」と読むの???

 直角という言葉から、90度(π/2)right angleを思い浮かべてしまうのは、イメージが貧困なんですかねぇ?┐(´-`)┌

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コメント

私も最後の最後になるまで、「チョッカクガイ」と読んでいました。(笑)
あれだけの解説があっても、チョクツノガイと書かれなければ、一生チョッカクガイと読んでいましたね(;¬_¬)

投稿: ニコニコ | 2012年9月23日 (日) 15時44分

普通そう読みますよね。

私も実はよくわかっていないのです(゚ー゚;。
たぶん「チョッカクガイ」と読ませているのではないかと推測しています。「チョクツノガイ」などという特殊な読み方をさせるのなら、どこかに注釈が出てくるのだろうと思いますが、知る限り見当たりません。
英語のstraight hornからは、すぐにイメージ画像が浮かぶのですが、「直角貝」からはイメージが浮かびません。
「チョッカク」では何が直角なのかが分かりませんよね。なんか変ではありません?どなたか生物に詳しい方いませんかね…と問いかけてみています。

投稿: SUBAL | 2012年9月23日 (日) 15時59分

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