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中古本の価格と投機

 不思議なことがあります。新品より高い中古品が売られているのです。
 アマゾンの本屋のページでは、新品の他に中古本も販売しています。読み終わった本を中古市場に回していくらかのお金を得る、本を読みたい人はいくらかでも安い価格で本を得る、そういう相互ニーズで成り立っているのだと思っていました。

 ところがどうも違う面がありそうです。というのは、新品が売られているのに新品より高い価格で中古本が売りに出ている場合があるのです。

 例えば私の「絵とき 破壊工学 基礎のきそ」は、新品定価2310円(消費税込)で売られています。そのアマゾンのページでは、12月20日現在で7冊の中古本が出品されています。そのうち2196円(5%off)程度の3冊は、まぁ理解できます。114円しか違わないのなら、私なら新品を買いますけどね。

 わからないのは、4000円台の値段がついている4冊です。商品説明には「カバーにわずかにヨレがあります」「表紙や裏表紙に保管に伴うスレやキズ。経過年数が長い場合、天や小口にヤケなどがある場合がございます」とあります。新品の倍近いお金を出してわざわざ中古本を買う人なんているのでしょうか。

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 実は1時期4万円の価格がついた時もあったのです。

 新品より高額の値段がついたタイミングは、この本の増刷の時です。この本は2回増刷になっていますが、多分印刷が間に合わず在庫がなくなったのでしょう、一時期「品切れ」の表示が出たことがありました。このタイミングなのですよ。

 多分リサーチするためのプログラムが仕掛けられているんでしょうね。絶版になったら、欲しいと思う人は少々高くてもその価格を支払う。「投機」目的なのでしょう。仕入れをいくらでしているかは知りませんが、新品だとしてもおよそ2倍。仮に1年かかったとしても、年利100%なんて今時ありませんからね。

 ネット通販のシステムの中で、私の本が投機対象にされている。

 上がっても下がっても、暴騰も暴落も、大恐慌すら儲けのチャンスとして動く投機マネー、そんな端っこの一部なんだろうけれど、苦労して書いた本に彼らの目が向けられる、なんか嫌な気分です。

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