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外国人に対する英語による超音波探傷教育 体験記

 3月2日から6日まで5日間東南アジアから来ているエンジニアに超音波探傷教育を行ってきました。(私は1日抜けて『五重塔の科学』の校正の仕事をしました)

 普段やっている講習と異なる点は次の点です

  • 日本語ではなくて英語を使うこと
  • 受講者は各国のインストラクターもしくはインストラクター候補
 昨年3月に、RT(放射線透過試験)の国際講習が行われていまして、私が下見に行きました。そこから1年間検討と準備をしてきました。

 講師は、私とS氏とN君の3人でした。S氏は、30年前私が初めて超音波探傷の講習を受けた時の講師で当時日本クラウトクレーマーに勤務していた方。N君は、18年前に私が航空専門学校で超音波探傷教育を始めた時の学生で、現在は探傷機メーカーGEインスペクション・テクノロジーズに勤務しています。

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 問題は、言葉の壁。講師も受講生も外国語である英語でコミュニケーションをとることになります。私の英語は、もともと動きが良くなかった機械を40年間海辺に放置してきたようなものですから、とても不安でした。

 昨春英語教材を購入してやってみました。10月に英国人と話してみるチャンスに全くダメであることを自覚しました。Skillに関することは、歳をとるに従って上達係数が小さくなることはわかっていましたが、正直愕然としました。

 どうしようか、迷った挙句、11月半ばからインターネットを使った英語のレッスンを受けることにしました。RareJobレッスンです。「25分125~マンツーマン英会話レッスン」というキャッチフレーズで宣伝していました。私の場合は、月5000円支払って毎日25分のレッスン1回のコースでしたから、休まず受けたとしたら1回167円の計算になります。リアルに言葉のやり取りをする場面で、体験を積む必要があると感じたからです。

 およそ3ヶ月でうまくなったかと言われると、正直???が付きます。ただ、英語を話すときに躊躇はなくなりましたね。“この単語は正しいのだろうか、時制は間違っていないか、定冠詞は付けるんだっけか、ん?発音は?”などと、口を動かす前に頭の中を堂々めぐりをしていたハリケーンの渦は、ほとんどなくなりました。通じないときは、言い換えればいいだろう・・・という開き直りですかね。

 全ての場面でというわけにはいきませんでしたが、「日本語の文章」→「英語の文章」→「発声」という手順ではなくて、ストレートに英語で喋っている場面も出てきました。

 英語が一番上手なのはドイツや米国と毎日のように電話会議をやっているN君。

 S氏が作った膨大なPTTや私が作ったソフトウエアを駆使し、さらにN君の英語力でカバーをしてもらって、なんとか無事に講習は終了しました。

 講習が終わったあと、受講生は「とても勉強になりました。教わったことを国に持ち帰り、自国の受講生に合うようにモディファイして役立てたい」と言っていました。もちろん社交辞令もあるでしょうが、表情を見ていて失望している様子は見られませんでしたから、良かったのでしょう。

 私は、終わってほっとしました。体力的にはきつかったですけれどね。まぁ、反省事項や改善点はもちろんあるにせよ、なんとかできるもんだなという感想を持ちました。

 還暦を過ぎて、挑戦するモノがあるのは良いことでしょう。

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