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『形状反射能率』ソフトウエアの検証(垂直探傷)

北海道も暑くなってきました。

さて、『形状反射能率』ソフトウエアがうまく動作するか検証するために、使って例題を解いてみます。

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例題

垂直探触子 2Z20N

距離振幅特性曲線 D線 STB-G φ2シリーズで作成

探傷感度 STB-G V15-4 をD線に調整

きずエコー  ビーム路程80mm エコー高さ D線+14dB

きず指示長さ 100mm

このきずを超音波ビームに直交する反射面を持つ帯型平面きずとみなして、形状反射能率を使ってきずの幅を推定しなさい。

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この問題を作成したソフトウエアで解いてみます。

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波数を2MHzに設定。基準となるきずは、円形平面きずを選択。きずの直径4mmに設定。ビーム路程80mm。そうすると、基準きずの線を示す黒い線状の4mmのところに黒丸が打たれます。そしてこの黒丸のところに赤い破線が横に引かれます。

 きずエコーのビーム路程も80mmに設定。D線より14dB高いきずエコーですので、感度さを14dBに設定します。そうすると、先ほどの破線より14dB高い位置にもうひとつ破線が引かれます。

 この破線と、帯型きずの線(黄緑)の交点の横軸を読み取ればそれが、きず幅になります。

Ciwq1a

 5.8mmと読んでくれています。手計算と一致しました。手計算をすると、A4用紙で1枚ぐらいのボリュームになります。

 計算自体は難しくありませんが、ステップがいくつかあって私のようなオッチョコチョイは、途中で計算ミスをしがちです。

 DGS線図のようにグラフから読み取れれば良いのですが、代表的なグラフはテキスト等に載っているものの、ビーム路程が違う周波数が違うとなると、微妙にずれてきますから、あてにはならないのです。

 形状反射能率を使う場合に、適用条件の検討をしなければならないのです(これが結構メンドクサイ)。この例では、ビーム路程が遠距離音場であることを確認しなければならない1点をのぞけば、条件の確認もこのソフトを使うと容易です。近距離音場限界距離は、私の超音波ビームソフトで遊んでいれば、計算しなくてもおよそ見当がつくようになりますけれどね。

 ひとまず動作確認第1弾は『合格』というところですヽ(´▽`)/。

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