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3月 出会いと分かれ 本田宗一郎の夢

 3月16日17日、従兄の葬儀に出席するため、千葉県に行ってきました。 北海道から行くと千葉はもう春。歩くと汗ばむほどでした。

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 山茶花でしょうか、淡いピンクの花が咲いていました。

 亡くなった従兄は、私より6つ年上。長いこと本田技研に勤めていて、退職後は悠々自適の生活をしていました。もう10年ほど前ですか、青山のHONDA本社を訪ねて、近くの有名(と聞いた)フレンチレストランに連れて行ってもらって、フランス料理のフルコースを奢ってもらいました。あとで、1人前数万円すると知って驚きました。

 明大卒で学生時代はマンドリンクラブに所属をして、ギターの腕前はプロ級と聞いていました。

 そんな彼が、癌を患って入院したのは昨年の秋口。10月にお見舞いに行きました。

 思ったよりは元気で、小一時間いろいろな話をしました。その中で面白かったには、本田宗一郎の逸話です。彼は、宗一郎と直接かかわっている世代です。

 現在HONDAは、HONDA ジェットを開発していますが、本田宗一郎は無類の飛行機好きだったとのことです。自ら操縦桿を握ることもあったとか。

 本田宗一郎の夢は、HONDAを英国のロールスロイスを超えるメーカーに育て上げることだったそうです。ロールスロイスは、車メーカーでもありますがジェットエンジンメーカーでもあります。

 「本田宗一郎の発想からすれば、HONDAが飛行機の機体だけを作ってエンジンは他メーカーのものを載せる、という選択肢はあり得ないだろうなぁ・・・」というのが、従兄の見解でした。

 「ともかく動くものが好き、とくにエンジンが好きだった。」

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 そんな話をして別れ際「ではまた」というと、「またはないだろうけどね。今日はありがとう、楽しかったよ」手を出してきました。軟らかく握手をして別れました。

 いろいろな想いが錯綜します。

 葬儀の帰り、成田空港で飛行機の待ち時間にレストランで醤油ラーメンを食べていると、若者2人が入ってきて私を見つけて、「あれ、先生!!」

 定年退職前最後の年に、彼らが1年生で私が航空機材料を教えた学生でした。卒業式を終えて、フィリピンに遊びに行った帰りとのことです。川崎重工神戸と三菱重工名古屋誘導推進に就職が決まったそうです。

 「航空工場検査員国家試験、受かりました。メチャクチャ勉強しました。先生が作った特訓ソフトも使いましたよ。」

 なんか、元気が良い。

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 2年が経過していますが、少年の顔から引き締まった青年の顔になっていました。

 「航空工場検査員(航空機用原動機)」は、ジェットエンジンの品質管理に関する国家資格試験です。「ジェットエンジンと非破壊検査」を学科の柱とすべく、目標のひとつとして導入に努力しました。正直骨が折れましたが、改めてやってよかったと思いました。。

 かれら2人の就職先は、ロールスロイスのジェットエンジンにも関わるメーカーです。

 少しさみしい気持ちで空港にいたのですが、彼らの爽やかな顔を見ていると、一気に元気が出てきました。

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 後姿が美しいボーイング777。

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 A320に搭載されてるエンジンCFM56です。

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 サンセットクルージングになりましたが、水平線(雲平線?)のかなたに輝く飛行機雲が見えました。

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